食育だより 2月号

2024年2月1日発行

一年間で一番寒い季節となりました。こんな時期は急激に寒くなり体力も低下して風邪をひきやすくなりまいです。うがい・手洗い・マスク・十分な睡眠・栄養を心掛け寒さに負けずに乗り切りましょう。

今月のトピックス 「畑仕事より」~食の循環を考える~

どろんこ会では1年を通して畑仕事を行っています。畑活動を通して、土を耕し、種や苗を植え、草むしりや水やりをしながら植物の成長を観察し、自分達で育てた作物を収穫して食べるという喜びを感じることができます。また、成功することだけが学びになるわけではありません。植物が枯れたり、うまく成長しなかった経験から何がいけなかったのか話し合うことが次の経験に活かせるようにもなります。
食の循環を考えるのであれば、食べるだけではなく食材の野菜くずや給食で余った残飯などを利用した堆肥作りにも注目しなければなりません。コンポストを使用しながら堆肥を作っていくのですが、子ども達と一緒に作業を行いながら、堆肥を作る必要性や、堆肥をどうやって使うかなどを伝えていきます。育てた作物を食べて終わりにするのではなく、堆肥を使ってまた新しい作物を育てていく循環を学びます。年間を通して畑活動を行うことで食への興味関心を高めて行き、子ども達の食べる意欲に繋がっていけるようにしていきたいと思います。

縁側給食レポート

今月は南魚沼どろんこ保育園(新潟県南魚沼市)を取材しました!

南魚沼どろんこ保育園は雪深い新潟県にあります。園庭から仰ぎ見る標高2000m近い巻機山は、四季折々その姿を変化させます。厳冬期の今は、心洗われるように白く輝いています。大気中の水蒸気が凍りつきキラキラ輝く氷点下の日も、朝から園庭に飛び出し、思いきり雪遊びを楽しみお腹をペコペコにする子どもたちです。あたり一面に広がる雪景色を眺めながらの縁側給食は最高です。そんな日々の体験が、子どもたちの心の原風景になるのではないかと思っています。

畑仕事レポート

今月は学園の森どろんこ保育園(茨城県つくば市)を取材しました!

力を込めて大根を抜きます。自分の体と同じくらいに育った大根はビクともしません。今年は11月まで夏日があり、せっかく撒いた種が育たなかったりと悪戦苦闘の畑仕事でした。形や大きさはさまざまですが、収穫祭の味噌汁に入れ、冬野菜のおいしさに舌鼓をうちました。節分の恵方巻にも使用する予定です。テラスにしばらく干したのち、沢庵つくりをします。米ぬか・塩・みかんの皮などと一緒に漬け込みます。食べ頃が近づいて来るとかぐわしい香りが漂います。良い香りと感じるか、臭いと感じるかは子どもの頃の記憶とつながるようです。この香り=美味しいとなってくれると嬉しく思います。

各施設からのおたより

「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。