新緑が美しく気持ちのいい季節になりました。入園・進級を迎えて1ヶ月が経過する頃、新入園児の子ども達も少しずつ園での生活にも慣れ、笑顔が見られるようになりました。また進級児も落ち着いた日々を過ごしています。給食やおやつの量も最初は加減しながらでしたが、徐々にしっかりと食べられるようになってきています。
どろんこ会では『食事の時間』を子どもの意欲(食欲)を育てるうえで最も重要な時間と捉えています。わたしたちが大切にする3つの食育方針についてお伝えしていきたいと思います。
家族みんなで食卓を囲むように、どろんこ会では保育士はもちろんのこと、施設長も調理員もすべてのスタッフが子どもたちと一緒のテーブルについて給食をとります。
一緒に食べることの意味は大きく2つあります。1つ目は、食事の提供の仕方があっているか、食べる量は適量かなど、子どもたちの食事そのものについて確認することです。活動量や健康状態を把握し、子どもの食べる様子を見て、より満たされた食事がとれるように促していきます。2つ目は、食事を通したコミュニケーションにより、心の発達を促すことです。子どもたちが身近な大人との関わりを通して、楽しく食べる経験を重ねていくことが乳幼児期には大切です。お腹を満たすだけではなく、食事の時間は「楽しい時間」ということを伝えていくのもわたしたち大人の役割だと思っています。
食事の時間は「大人が子どもに食べさせる」のではなく、子どもが自ら「食べたい」と思う気持ちを育んでいく時間だと考え、どろんこ会ではすべての大人が子どもの食事の時間に関わっています。
袖ケ浦どろんこ保育園は開園して2年目を迎えました。外で風を感じながら、友だちと食べる縁側給食は格別で、子どもたちの笑顔も広がります。活動が盛んになり、散歩の距離が伸びると食欲も増していきます。好きな物を好きなだけ食べられるバイキング給食では、何度もおかわりをして、中には大人並に食べる子も見られるようになりました。
春になったものの、まだまだ肌寒いと感じる日は、縁側から机を下ろして陽を浴びて食べるなど子どもたちなりに工夫しながら給食を楽しんでいます。

2024年4月に西崎こども園から西崎どろんこ保育園へと生まれ変わり、子どもたちと一緒に園庭にある畑で畑活動を行っています。
3月にはじゃがいも掘りを行い、子どもたちとできているか不安に感じながら掘っていくと、予想以上の大量のじゃがいもを収穫することができました。
収穫するたびに、子どもたちは「大きいの穫れた!」「こっちの方が大きい!」など大盛り上がり。そのじゃがいもを使ってじゃがチーズを作り、ホクホクのじゃがいもを子どもたちとおいしくいただきました。

「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。