梅雨明けが待ち遠しい季節がやってきました。園庭の朝顔も元気いっぱい上へ上へとツルを伸ばし始めています。園生活にも慣れてきたようで、毎日キラキラの笑顔が溢れています。食べたい物を食べたい人と食べたい時に食べたい場所で。一人ひとりの食への興味関心を深めながら、たくさんの食材に触れていきたいですね。
どろんこ会では『食事の時間』を子どもの意欲(食欲)を育てるうえで最も重要な時間と捉えています。わたしたちが大切にする3つの食育方針についてお伝えしていきたいと思います。
どろんこ会では毎日バイキング給食を実施しています。そこで子どもたちは自分たちで盛付・配膳を行います。初めは盛付の際にこぼしたり、多く注ぎすぎたりすることもありますが、毎日盛付・配膳する中で自分で食べられる量を知っていきます。そして自分で盛り付けることで「食べてみよう」という気持ちも芽生えてくるのです。なによりも「自分で出来た」という経験は食事の自立だけでなく、子どもたちの心の大きな自信にも繋がっていくのです。
『食事の時間』は楽しく心地の良い時間を過ごす大切な時間です。私たち保育者は『食事の時間』を通じて、子どもたちが食べる楽しさや意欲に繋がるように丁寧なサポートを心がけたいと思います。
篠栗どろんこ保育園・発達支援つむぎ篠栗ルームでは、園舎も広く幼児棟・乳児棟を挟む人工芝の中庭(乳児園庭)で、縁側給食を行っています。幼児クラスでは、保育園の子もつむぎルームの子も好きな席に椅子を持っていき準備します。春には桜(お花見)、夏にはセミの声、秋には落ち葉舞い、冬には雪見と季節を感じながら、バイキング給食を楽しく食べています。乳児クラスも、おかわりのバイキングでは上手にトングやお玉を使える様になっています。
八山田どろんこ保育園からは“田んぼ仕事”についてお伝えします。園庭の田んぼに苗を植える季節がやってきました。土をほぐす代掻きは子どもたちのどろ遊びです。数日間たっぷりと自分たちの体を使って田んぼの土をほぐしました。土壌を整えたら、さあいよいよ田植えです。「3ぼんゆびでもつんだよね」しっかりとした手付きで進めていきます。秋に稲穂が実るころにやって来る大勢のすずめから、どうやってお米を守ろうか、毎年みんなで知恵をしぼっています。
「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。