食育だより 8月号

2025年8月1日発行

梅雨明けが待ち遠しい季節がやってきました。園庭の朝顔も元気いっぱい上へ上へとツルを伸ばし始めています。園生活にも慣れてきたようで、毎日キラキラの笑顔が溢れています。食べたい物を食べたい人と食べたい時に食べたい場所で。一人ひとりの食への興味関心を深めながら、たくさんの食材に触れていきたいですね。


Doronko食育方針10箇条 ①

調理担当者・保育士・施設長は、

子どもが人と関わる力を育て、子どもが自分でできることを自分でするなど、

子どもの意欲を育てる子ども主体の食事環境を設定します


私たちは食育を「食を通して子どもたちの意欲を育てる」ことと考えています。子どもと大人が一緒に食卓を囲み、人と食べることから得る楽しさや安心感は、子どもたちが食事の時間でも「自分らしく」いられる心の土台となります。バイキング給食では、何をどのぐらい食べるか一人ひとりが考え、自分で盛り付けをします。子どもたちは「自分がどうしたいのか」を言葉にし、大人は思いをくみ取りながら丁寧にやりとりをします。私たち大人の役割は、毎日の食事の時間を落ち着いて楽しく過ごせるように環境を整え、子どもが自分で考えて自分で決める経験をしっかりと積み重ねていけるようにサポートすることです。そして子どもの「やってみたい、食べてみたい」という気持ちを見逃さず大切にしていくことです。

縁側給食レポート

今月は、小平どろんこ保育園(東京都小平市)を取材しました!

プール開きの季節となり、本格的な夏の到来です。小平どろんこ保育園は4月に開園したばかりです。今年度は乳児のみ受け入れとなりますが、ひえ組、あずき組、保育者が一緒に食卓につき、ゆったりと安心できる雰囲気の中で食事をしています。入園当初よりも保育園の生活に慣れ、日中は目一杯遊び、お腹を空かせて給食に向かう姿が見られるようになってきました。「きゅうり食べられたよ!」「昨日皮むきしたとうもろこしおいしい!」など会話もしながら、楽しい食事の時間を過ごしています。

畑仕事レポート

今月は、メリー★ポピンズ 松山ルーム(東京都清瀬市)を取材しました!

赤くなるのをまだかまだかと心待ちにしていたトマトが真っ赤に実り、みんなで収穫をしました。大事に手に持ち給食室まで届けた後は、自分たちの手で摘んだトマトがその日のカレーに入る様子を見せてもらいました。給食の時間になると、「トマト、入ってるかな」と期待感を持ったり、「トマト、溶けてるね」などと友だちや先生とやりとりを交わしていました。野菜が苦手な子も、自分で収穫したことで興味持ち、食べる喜びや食材への関心をはぐくむひと時となりました。これからも季節の食材を通じて、楽しく食と触れ合っていきます。

各施設からのおたより

「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。