食育だより 11月号

2025年11月1日発行

過ごしやすい季節になり戸外でたくさん体を動かす機会が増えたことで、食欲もグッと増してきました。昼夜の寒暖も大きくなり少しずつ冬の訪れを感じる頃となりましたね。変化を見逃さずに子どもたちの体調には、十分気をつけて過ごしてまいります。

今月のトピックス Doronko食育方針10箇条➃」

『給食時に出た野菜くずは堆肥化し、畑(プランター含む)にて利用する』

毎日の給食で出る野菜くずは、それぞれの園でコンポストなどを利用して、畑の野菜を育てる堆肥に変えて土づくりに利用されています。コンポストの活用は、給食をつくる際に出る野菜くずの直接の廃棄を削減できるだけではなく、子どもたちが育てている野菜をおいしくするための土の栄養づくりに役立っています。いつも、自分たちが食べている給食から出た野菜くずなどを、「捨てる」のではなく、堆肥に変えて土に「還し」、その土でまた野菜を育て、食べられるという喜びの中から“食の循環”を意識していくことができればと考えています。

また日々この活動に取り組む中で、子どもたちは様々な気づきや発見をします。そしてコンポストの中の空気の温かさや土の色や匂いの変化を観察します。小さな虫たちが動いていることや野菜くずが小さくなっていることに不思議さを感じ、興味を広げていきます。

堆肥づくりは時間のかかる作業ではありますが、日々の生活の中の小さな循環から、食べ物や環境を大切に思う気持ちが育っていくことを願っています。「捨てる」ではなく、次に「生かす」ことを考えていけるように、私たち大人は食の環境を整えて、毎日をていねいに子どもたちと一緒に過ごしていきたいと思います。

縁側給食レポート

今月は春日どろんこ保育園(福岡県春日市)を取材しました!

少しずつ過ごしやすい季節になり、福岡にある春日どろんこ保育園でも、縁側やテラスで給食を食べることが増えてきました。外の風がとても心地よく、子どもたちも気持ち良さそうに友達と一緒に会話をしながら食事を楽しんでいます。

今日は、子ども達が大好きなカレーです。朝からカレーの良い匂いが園内に漂い、子どもたちは給食が楽しみなようで、「今日はカレーだって!!」と大喜びでした。

外で友だちと一緒に食べるカレーは最高ですね。

畑仕事レポート

今月はメリー★ポピンズ 志木駅前ルーム(埼玉県志木市)を取材しました!

志木駅前ルームは園庭がないため、近隣の小学校に畑をお借りしています。日課となっている畑仕事の成果としてトマトやきゅうり、じゃがいもなどたくさんの収穫ができました。収穫後は糠漬けやケチャップ作り、毎日の給食メニューに収穫の喜びを添えてくれました。子どもたちは野菜の成長を楽しみに、「雑草100本抜く!」と毎回とても意欲的に取り組んでいます。

ある日、里芋に水やりをしていると、「葉っぱの上に水がのった!」「里芋の葉っぱって傘みたい!」と目を輝かせていました。畑活動を通してたくさんの発見や驚きを重ね、子どもたちの心は豊かに育っています。

各施設からのおたより

「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。