今年も残すところ1か月ほどとなりました。朝晩冷え込み空気も乾燥してきていますが、体調管理の一つとして大切になってくるのが、栄養バランスのとれた食事です。普段の食事に気を配りながら、風邪に負けない身体づくりをしていきたいと思います。
どろんこ会では、梅干し漬け、干し柿作り、味噌作りなど、日本の伝統的な取り組みを行うことも大切にしています。子どもたちは一年を通して様々な食品の加工を行い、伝統的な保存食を知るとともに、食材そのものの変化を学びます。
例えば、梅の実がなる頃に行う梅干しと梅シロップ作り。瓶に入れたばかりの頃に比べて、梅が少しずつ小さくしわしわになっていったり、梅の果汁が出てきたりします。その様子を観察し、実際に味わってみることで、子どもたちの「知りたい」「やってみたい」がどんどん生まれていきます。
秋には、畑や園庭の木々も彩り豊かになり、野菜や果物の収穫をしながらたくさんのことを学びます。干し柿作りのために柿が熟すまで待っていたらカラスに食べられてしまったり、味噌作りに使用するための大豆を育てるためには、おいしそうに実った枝豆を食べずにとっておかなければいけなかったり。おいしい大豆ができたあと、味噌を作るための方法を調べていくと、同じ大豆から、豆乳やおから、豆腐、油揚げ、生揚げなどたくさんの種類の食べ物ができることに気が付きます。
ひとつの食材で何通りもの食べ物ができることが分かると、自分たちで育てた食材をどうやって食べようか考える楽しみも増えていきますね。
日々、テラスから四季折々の景色を楽しみながら、食事を楽しんでいます。
園庭の木々から落ち葉がひらひら舞うのを見ることを楽しみ、時にはつくばエクスプレスが筑波山を目指して走り抜けていくことに歓声があがります。会話を楽しみながら素材を味わう給食は格別です。
食欲の秋になり、活動量も増えておかわりをする姿も増えてきました。一人ひとりがゆったりとした空間の中で美味しい食事が心ゆくまで楽しめるようにしていきたいです。
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今年の北朝霞ルームの畑は、大収穫となりました。
まずはトウモロコシ、昨年は実がつかず失敗に終わりましたが、今年は小ぶりながらもしっかり実がつき、たくさん収穫することができました。とても甘かったです。
続いてじゃがいも、子どもたちに食べ方を決めてもらうと、満場一致で「ポテトチップス!」となり、レンジで簡単チップスを作り、おやつで頂きました。
自分たちの畑で採れた野菜は別格の美味しさです。収穫の分だけたくさんの笑顔が見られました。
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