保健だより 7月号

2025年7月1日発行

気温もぐんと上がり、晴れの日は日差しも強くなってきました。心弾む夏がやってきました。7/1~8/31 の間は、毎日プール・水遊びを行っています。子どもたちの体は意外と疲れていますので、園でも昼食後からおやつまでの時間帯にゆったり過ごせるように配慮してまいります。

誤嚥・窒息で亡くなった子どもは5年間で55人も!
2024年には球形チーズを食べて1歳男児が窒息・死亡

こども家庭庁によると、誤嚥や窒息で亡くなる事故が起きているのはリンゴ、ブドウ、パンなど。2023年までの5年間で、14歳以下の子どもが55人亡くなり、うち4歳以下が8割ほどを占めていた。2024年には、1歳の男の子が直径2センチ程の球形のチーズを食べて窒息し、死亡する事故があった。 子どもは「噛む」「飲み込む」といった食べる力が発達途中なので、誤嚥や窒息につながる恐れがある。 子どもの事故防止に取り組むNPO法人「safe kids japan」理事長で小児科医の山中龍宏さんによると、奥歯が生え揃わないうちは、食べ物をすりつぶすことができない。大きいまま飲み込んで喉にはまり込んだり、子ども本人の小指ほどの太さしかない気管に入り込んだりする恐れがある。咳をする力も弱いため、気道に入りそうになった食べ物を咳でうまく押し出せない。山中さんは「窒息を起こしやすい食べ物や対応方法を知っておく必要がある」と話す。 未就学児がいる家庭では、防止のためにどう工夫したらよいのか。子どもの食事に詳しい管理栄養士、太田百合子さんによると、特に注意したいのはブドウやミニトマト、ウズラの卵など丸くてツルっとしたもので、皮があればむき、小さくする。 唾液を吸収して飲み込みづらいパン類は、水分で口を潤してから食べさせる。乳児にはスープや牛乳で湿らせるのもいい・粒のままの豆・ナッツ類は5歳以下には与えない。(2025年3月6日 読売新聞朝刊 一部抜粋)

どろんこ会では…

当グループでは、球状・吸い込みにより気道を塞ぐ恐れがある食材については、給食で使用しないことをマニュアルに定めています。(ミニトマト・乾いたナッツ・豆類・節分の豆・ウズラの卵・球形の個別包装チーズ・ブドウ・さくらんぼ) また、事故防止のため、危機管理マニュアルに基づき、年に4回(4月・7月・10月・1月)「誤飲・誤嚥防止チェックリスト」を使用し、食事環境や室内玩具のチェック・点検を行っています。 4月・10月は上記に加え、「窒息時のフローチャート」に沿って万が一に備えた実技訓練を実施しており、訓練も含めて確実に運用することで、お子様が安心・安全に生活できるよう努めています。

各施設からのおたより

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