子どもたちは、水あそび・泥遊びなど、夏をエネルギッシュに過ごしました。そろそろ夏の疲れが出るころです。いよいよ、季節は秋へと移り変わってゆきます。町を練り歩き人との関わりや季節の移り変わりを感じ取る散歩、畑での野菜収穫や土づくり…など、秋の体験活動に元気に向かえるよう、今一度、生活習慣を見直しながら、園生活を送ってまいります。
近年、子どもの近視発症率増加が問題となっている中、近視進行の抑制に屋外活動の重要性が示唆されています。なんと、屋外活動の時間を増やすことで近視発症率が下がることが確認された⁈ 子どもたちの健やかで逞しい体づくりのために、屋外活動の重要性を再確認できる記事をご紹介します。
(2025 年3 月19 日 朝日新聞朝刊 一部抜粋)
近視は世界的にも増加傾向が問題になっている。日本の14 歳以下の子どもでは近視の新規発症率は8 歳がピークだと、京都大の研究フループが米専門誌に発表した。3~8 歳での発症率は経年的にも増加傾向で、近視の若年化が明確に見られているという。
子どもたちの近視を防ぐにはどうすればいいのか。
近視の原因としては7 割が遺伝的要因で3 割が生活習慣など環境要因とみられてきた。子どもたちの生活の中で屋外での遊びが減る一方、デジタル機器を使ったゲームや勉強などの手元の作業が増えた結果、近視になるのが若年化した可能性もあると専門家から指摘されている。
近年、近視の進行を抑制する目薬が販売されているが、こうした医療行為だけでなく、子ども達が屋外で活動する時間を増やし、生活環境を変える取り組みもあり、台湾では政策として力を入れている。
京都大学では、最も信頼性が高いランダム化比較試験と呼ばれる手法による海外の小学生での5つの報告を統合的に評価した論文を発表。屋外の活動の時間を増やすことで、3 年後には近
視発症率が9.3 ポイント低く、予防につながる可能性が高いことが確認された。
乳幼児期は、心と体の基礎がつくられるとても大切な時期です。この時期の過ごし方や生活習慣は将来の健康に大きな影響を与えます。当園では、8:30 に午前活動を開始し、9:00に散歩へ出発します。太陽が出ている時間は、畑活動や長距離散歩など、目一杯屋外で活動しています。屋外活動は、健やかな生活習慣や、心の発達、身体機能にもよい影響を与えます。
子ども達のたくましい体づくりのために、天候や気温に配慮しながら、外での活動を積極的に取り入れていきます。
生活リズムの乱れは、健康に悪影響を及ぼします。この夏で、遅寝遅起きの習慣がついていませんか? 朝の生活の見直しから、リズムを取り戻しましょう。

理由は、以下のことが考えられます。ヒントが見つかるかも⁉
「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。