保健だより 11月号

2025年11月1日発行

朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。一日のうちの寒暖差が激しいと、風邪をひきやすくなります。これからやってくる本格的な冬に向けて、風邪に負けない丈夫な体作りを心がけましょう。

~コロナ禍を経て~ 子どもの感染症と「免疫力」の大きなギャップとは?

インフルエンザなど感染症の流行が続くなか、株式会社明治が未就学児の親1000人と小児科医100人に行った最新調査で、ある実態が明らかになりました。直近1年で親の81%が子どもの感染症による発熱を経験し、そのうち74%が家族に感染がうつっています。感染症は家庭生活や仕事に大きな影響を与えているにも関わらず、親の76%が「子どもの免疫力を育てたい」と思う一方で、77%が「具体的な免疫力の育て方を知らない」というギャップを抱えています。このギャップの背景には、コロナ禍での行動制限があります。小児科医の多くは、子どもの免疫力低下の原因として「過度な除菌」や「外遊びなど外出機会の減少」を挙げています。専門家によると、免疫機能は幼い時期、特に3~4歳頃までに様々な病原体や異物に触れることでトレーニングされ、適切に発達します。清潔さを過度に意識しすぎると、この大切な発達の機会 を奪ってしまう可能性があるのです。

また、親は免疫対策として「睡眠」や「食事」を重視していますが、医師が推奨する「適度な運動・外遊び」と「予防接種」が十分に行われていないことが判明しました。お子さんの免疫力をしっかりと育てるためには、室内だけでなく、親子で積極的に外遊びの機会を持ち、免疫細胞に経験を積ませることが非常に大切です。感染症をただ避けるだけでなく、「病原体と戦える体」を育てるという視点を持って、日々の生活に取り組む必要があります。

(参考記事:株式会社明治 2025年4月1日「子どもの感染と免疫力に関する意識調査」) 

当グループの取り組み

デイリープログラムとして9時に散歩へ出発。太陽が出ている時間(9時~12時、15時~日没)は目一杯屋外で活動する。イベントでなく、日常の生活・遊び・労働から生きるチカラを身につけていくことを実践しています。

与薬の流れ ~薬の受渡~

“薬の受渡・返却は全て手渡しを原則”とさせていただきます。 連絡帳ケースやカバンの中での園内保管は、誤飲事故につながり、子どもの命に危険を及ぼしますので、ご協力をお願いいたします。

① 手渡しで受取

  • 「与薬依頼票」「薬」「薬剤情報提供書」を登園時に直接手渡しでお預かります。
  • 「園児氏名」「与薬時刻」が記入されていない場合・薬剤情報提供書がない場合は薬はお預かりできません。
  • シロップ薬を含め、散剤・シロップ薬全て1回分量毎に分けてご持参ください。
  • 与薬依頼票の記入漏れ・薬への氏名と時刻の明記・1回分量を確認してから、保護者様をお見送りいたします。

② 与薬ポケットへ

  • 与薬ポケットにて「与薬依頼票」「薬」「薬剤情報提供書」を管理します。

③ カバンにタグ

  • 薬返却・与薬報告忘れ防止の為、お子様のカバンに赤色タグを取付けます。このタグは、お迎え時にカバンを受取後、保護者様がタグを取り外して「預けた薬・依頼票との引換札」として保育者にお渡しいただきます。

④ 与薬

  • 与薬量・与薬児童の間違え防止の為、与薬者は「○○ちゃんに昼(又は夜)の薬を与薬します」と周囲の保育者に聞こえるように確認したうえで、与薬します。
  • シロップは必ず2名の保育者で目視確認して与薬します。

⑤ 与薬完了ポケットへ

  • 与薬を済ませた保育者は、その場で「与薬依頼票」に署名・押印します。
  •  記入済の「与薬依頼票」を予約完了ポケットにてお迎えまで管理します。

⑥ 手渡しで返却

お迎え時にカバンを受取後、保護者様がタグを取り外して「預けた薬・依頼票との引換札」として保育者にお渡しくだ さい。受け取った保育者は、タグと引き換えに、「与薬依頼票」「薬」「薬剤情報提供書」をお渡しし、与薬報告をいたします。

各施設からのおたより

「園だより」や「ちきんえっぐだより」など各施設からのおたよりは、各施設ページからご覧いただけます。