発達支援つむぎ 武蔵野「スタッフ手作りSSTすごろく」

2025.06.20

#発達支援

発達支援つむぎ 武蔵野ルームの放課後等デイサービスに4月から新しい利用者が加わりスタッフやメンバー、地域との交流を日々楽しんでいます。今回は、利用者同士で取り組めるようにと、公認心理師のスタッフが手作りした「SST(ソーシャルスキルトレーニング)すごろく」を紹介いたします。

すごろくの写真

SSTとは、対人関係などでの状況に応じた適切な振る舞い方や社会生活を営んでいくために必要なスキルを養っていくためのプログラムと言われ、様々な支援の現場でも取り入れられています。

今回は放課後等デイサービスに通っている中学生、高校生のメンバーにも楽しみながらできるようにと心理スタッフが手作りのすごろくを制作、マスの途中でカードを引くとお題が出るような工夫がされており「携帯電話が壊れたらどうする?」「実習先で何をすればいいのか分からない時」など日常生活の中で起こりそうなことをゲーム感覚で考えてもらいました。

実際に高校生のグループですごろくをやってみると、「携帯が壊れたら公衆電話からかけたらいい」「公衆電話にはお金が必要」や「困ったときは周りの人に聞いてみる」「みんなが何をしているのか見てみる」など、それぞれが思いついたアイデアを発表していました。日常で起こる様々なことに対し利用者同士で話し合うことができ、とても好評のゲームとなりました。

すごろくを楽しむ様子

質問カードで「今度の休みにしたいこと」や「公園で知らない人から食べ物をもらったらどうする?」など、様々な質問を用意することで、子どもから大人まで取り組めるSSTすごろく。すごろくの台紙と紙があればご家庭でもすぐに作れます。紙に日常で起こる出来事を書くだけです。ぜひ様々な質問を書いてご家庭でも楽しんでみて下さい。

文:発達支援つむぎ 武蔵野ルームスタッフ

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