発達支援つむぎ 池尻「出汁を知ろう!」
2025.07.24
#発達支援
こんにちは。発達支援つむぎ 池尻ルームです。
今回は、「株式会社にんべん」様のご協力のもと、鰹節を削り、その出汁を使って野菜のおすましを作る体験学習を行いました。
株式会社にんべん様には、学習用の鰹節削り器や本枯鰹節、だし用の削り節、プリント教材のご提供、さらに鰹の体のしくみを学べるぬいぐるみ教材「カツオ解体君」など、貴重な教材・備品をご提供いただきました。その様子をご紹介します。
子どもたちは、いつもと違って机の並び方が変わり、ぬいぐるみやコンロが用意された教室の様子に、少し緊張しながらもワクワクしている様子でした。解体できるカツオのぬいぐるみを見せると、「おさかな!」「それ、カツオだよ!」と興味を示す元気な声が飛び交い、一気に場が和やかになりました。
まずは、スタッフが鰹節を削って見せると、「やってみたい!」と子どもたちの目が輝きました。スタッフが後ろからサポートしながら、一人ひとりが鰹節削りに挑戦しました。削った鰹節をそのまま食べて「おいしい!」と喜ぶ子、スナック感覚でパクパク食べる子、「のどが渇く」とリアルな反応を見せる子など、子どもたちの素直な感想があふれていました。

次は、鰹節から取った一番出汁の試飲です。普段の食事よりも薄味ではありましたが、「おいしい」「コクがある」「味が薄い」と、ゆっくり味わいながら飲む姿が見られました。
その後は、おすましに入れる野菜の型抜きにも挑戦しました。野菜の量が多かったにもかかわらず、子どもたちは集中して取り組み、思い思いに型で野菜をくり抜き、鍋に入れて中をのぞき込むワクワクした表情が見られました。

出来上がったおすましを盛り付けると、普段は野菜をあまり食べない子どもたちも次々に完食しており、「おいしい!」と笑顔で話す姿がとても印象的でした。

今回の体験を通して、子どもたちは食材に触れる楽しさや出汁の奥深い味わい、命をいただくということの大切さを実際に体感することができました。
今後もこのような活動を通じて、「食への関心」や「命の尊さ」について考える活動を大切にしていきたいと思います。
文:発達支援つむぎ 池尻ルームスタッフ
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