発達支援つむぎ 目白「馬と触れ合う会を開催しました」

発達支援つむぎ 目白ルームでは6月13日、学習院大学馬術部のご協力のもと、馬と触れ合う会を開催しましたので、その様子をご報告します。

つむぎ 目白ルームの最寄り駅の一つは山手線目白駅です。学習院大学はその目白駅改札を出て右に曲がるとすぐのところにあります。自分の住んでいる地域に馬がいることを知り、普段見ること、触れることのない馬を生き物として感じ、世話をする体験がしたいという希望を伝えたところ、快く承諾していただけました。実は、コロナ前より開催予定だったのですが、コロナ禍で開催できず、ようやく今回、開催できることになりました

馬術部の学生に案内され中に入ると、いきなり木々に囲まれた馬場が現れ、柔らかい砂地を走っている馬の姿がありました。都会で見る光景ではない驚きと、優雅に走るサラブレッドの姿に、しばし時間が止まったようでした。

部員の方々が、プログラムを色々とご準備してくださっていました。初めはポニーへの餌やりです。容器に入っているチモシーと呼ばれる藁を笑顔でポニーの口元へ運ぶ子、怖くて後ろに下がりながらあげる子、一人ではできなくて学生と一緒にやってみる子など、それぞれ自分なりの方法で参加していました。

餌やりの後は厩舎内の見学です。厩舎内には各馬房の中に、サラブレッドがいました。目の前を通ると、とても背が高く、鼻息を感じられるほど近くで見ることができました。厩舎内では、鞍、ハミ、手綱などの説明を聞き、実際に触って重さを実感したり、普段馬が食べているチモシー以外のエサを触ったりすることができました。また、馬の寝床として使われるおがくずの山を見つけ、触って感触も確かめていました。

最後に、馬場にてサラブレッドへのエサやりや学生と一緒に触ってみることもできました。

今回の体験活動は、馬が気持ちいいと感じる触り方、餌をあげる位置や量、馬が気持ちよく寝られるようにおがくずを引くことなどを知ることができました。図鑑や絵本などで知っていたけれど、普段間近で見ることができない馬の匂いや感触を感じ、生きている生き物との関わり方を直接体験することができました。生き物と触れ合い世話をすることから、命に関心を持ち、生きることへの学びを深めていけたらいいなと思います。

文：発達支援つむぎ 目白ルームスタッフ

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