船橋どろんこ保育園「色々な素材を通じて」

2025.10.27

#保育園

どろんこ会グループでは「10より100のホンモノ」を経験する機会を大切にしています。船橋どろんこ保育園でも、五感を育む感触遊びを大切な原体験であると捉え、様々な素材を経験する機会を創造しています。今回はその一部をご紹介します。

泥遊びをする0歳児

0歳児 あわ組の泥遊びの様子です。ダイナミックに泥の感覚を楽しむ子もいれば、遠巻きにその様子をじっと観察している子もいます。

友達が楽しそうに遊ぶ姿を見ているうちに「たのしそうだな」「触ってみようかな」と好奇心が芽吹き、袋やカップに入れたものを触ったり、少し手を伸ばしてみたりと、自分に合った楽しみ方で経験を積み重ねていきます。

1歳児クラスの泡遊び

次に1歳児のひえ組です。泡を手ですくって泡の触感を感じ、触る度に変わる泡の形の変化を観察して、泡特有の不思議さを体験しています。たくさんの泡に包まれながら、友達や保育者と楽しさを分かち合っていました。

寒天

寒天を握ってあそぶ子どもたち

2歳児のあずき組は寒天遊びを楽しんでいます。様々な色を付けた寒天をツンツンと確かめるように触ってみたり、寒天を握りつぶして砕け散る様子を観察したり、「こうしたら、どうなるのかな」と想像力や思考力を働かせています。

「全部をこれに入れてみようよ」と色が混ざり合う様子を楽しんだり、容器に入れて「ジュースになったね」と見立て遊びをしたり、子ども同士で話しながら遊びを発展させていました。

感覚遊びは室内活動に留まらず、戸外活動でも綿毛や芝生、落ち葉や氷等、自然の中から素材を見つけて探求しています。

芝生

裸足で芝生を踏みしめて遊ぶ子どもたち

靴を脱いで裸足で芝生の感覚を感じています。どろんこ会グループが大切にしている「裸足保育」は戸外でも健在です。足指で地面を掴む感覚を養い、「立つ・走る・跳ぶ・とび降りる・よじ登る・横や後ろに動く」がしっかりできるケガをしない丈夫な身体を作ります。

このような感覚を研ぎ澄ませて素材の不思議さ、面白さを探求していく経験の積み重ねが発達や思考力、想像力の根っことなり、子どもたちの「生きる力」が育まれていきます。

これからもじっくりと遊ぶ子やダイナミックに遊ぶ子、遠巻きに観察する子、一人ひとりの素材との向き合い方を大切にしながら、多岐に渡る素材と触れ合う経験を子どもたちと楽しく積み重ねていきたいと思います。

文:船橋どろんこ保育園スタッフ

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