中目黒どろんこ保育園「台湾交流」
2025.06.24
#保育園
5月は、台湾からソウさんとフミさん2名の研修生を受け入れ、食育やどろんこ会で育つ6つの力について学ぶ目的で、子どもたちの日課や普段の活動を見学したり体験したりしながら交流しました。

こめ組の子どもたちは、ソウさんと火起こしを行いました。順番にマッチに火をつけ、「ちょっと怖い」「もうちょっと上を持ったら?」と声を掛け合っています。一緒に煙を観察し、風向きに気付いたり、木を入れる量によって火の大きさが変わることに気付いたりと様々な発見がありました。火起こしをした釜では、給食のお米を炊いて食べました。

あずき組はフミさんと中目黒公園へ散歩に行きました。「虫いたよ」「これあげる」など積極的に話しかける姿がありました。「よく公園に来るの?」「園からの距離はどのくらい?」とフミさんも質問をしていました。手を繋ぎに行ったり、周りを囲んだりと交流を楽しむ子どもたちの様子が見られました。

出汁の飲み比べでは、「にぼし」「昆布」「かつお節」の3種類の出汁をつくりました。一つひとつの匂いを嗅いだり、手で触って感触の違いに気づく子どもたちです。
世界で1番硬い「かつお節」を実際に削るこめ組の姿を見てから、ソウさんとフミさんも鰹節削りに挑戦しました。見ていた子どもたちは、「なんかいい匂いがする」「硬かったのに軟らかくなった!」と気づきを共有し合っていました。

出汁の飲み比べをした後には、出汁を使って味噌汁作りをしました。台湾の味噌汁には出汁を使うことがないそうで、驚いた様子で話されていました。素材の味を知り、作った味噌汁の出汁について話す姿が見られました。
言葉が通じなくても、心が通い合う場面が多く見られ、子どもたちの適応力や感性の豊かさに驚かされました。
中目黒どろんこ保育園では、今後も研修や交流を行い、言葉の壁を超えて様々な経験ができるよう活動していきたいと思っています。
文:中目黒どろんこ保育園 スタッフ
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