発達支援つむぎ ふじみ野「真っ白な雪の中で見つけた『できた!』の瞬間」

2月のある日、雪が積もった園庭に朝から目を輝かせて外を眺めている、発達支援つむぎ ふじみ野ルームの子どもたち。

雪が積もった築山で段ボール滑りを楽しむ子どもたち

園庭では、保育園の友だちが築山から段ボールのソリで元気よく滑り降りています。その楽しそうな声に誘われるように、最初は遠巻きに見ていた子どもも、一歩、また一歩と引き寄せられていきます。

M君が、隣にいたスタッフの腕をギュッとつかみ、そりを見て指さし「やりたいやりたい」と伝えています。

スタッフが「M君も、ソリやりたいの?」と返すと、力強く「ウンウン!」と頷きました。段ボールのソリは、数台のソリを子どもたちが順番で使用している様子だったため、しばらくスタッフと一緒に順番を待ちました。

その後スタッフと一緒に「ソリ、貸して」と友だちに伝えてみると「いいよ」とソリが回ってきました。

何度も何度も滑って、雪の冷たさとスピード感を楽しむM君。

段ボール滑りをして楽しそうな子どもたち

しばらくすると、今度は他の友だちから「貸して」と声がかかりました。楽しい最中に譲るのは子どもにとって葛藤の場面だと思いますが、M君は「いいよ」と貸してあげることができました。

みんなで楽しく雪遊びをしている風景の中にも実は「つむぎ」の大切にしている支援が詰まっています。

・「やりたい」という意欲を言葉にしている様子を受け止め、コミュニケーションに必要な言葉を代弁したり補足したりする。(気持ちを言葉にすること)

・順番待ちという目に見えないルールを、「〇〇ちゃんの次だよ」と一緒に並んで可視化する。(見通しを立てる)

・貸し借りできた時に「よかったね!」「楽しいね!」と一緒に喜び、自信につなげる。(成功体験の共有)

私たちは、何でも手助けするのではなく、「今、この子に必要な分だけ」の支援を届けることを大切にしています。子ども自身の力を信じて、あえて「待つ」、そして必要なタイミングでさりげない支援を行う。保育園が併設されている「つむぎ」だからこそ、多様な友だちとの関わりの中で、子どもたちの社会性はぐんぐん育っていきます。

これからも、遊びや生活の中で育つ子どもたちの成長を、大切に見守っていきながら支援していきたいと思います。

文:発達支援つむぎ ふじみ野ルームスタッフ

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