発達支援つむぎ 見附「自然の素材を生かして~竹を知り竹と遊ぶ~」

2025.09.24

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 見附ルームです。突然ですがみなさんは竹と聞くと何を思い浮かべますか。見附ルームでは、竹を使った遊びや活動が展開されています。

竹を使って遊ぶ子どもたち

春。たけのこを収穫しに行きました。自然豊かな見附には散歩コースに竹林があります。食べごろサイズのたけのこを探し収穫に挑戦です。たけのこを触ることも初めての子どもたちばかりで、触るとざらっとする竹の皮の感触にびっくりしていました。焚き火で焼いた採れたてのたけのこは、そのおいしさに夢中になり、「おかわり!」と口々に言いながらたくさん食べていました。

その後もたけのこの成長に気付いてほしいとのねらいもあり、散歩コースを竹林の近くに。すると、たけのこが伸びて長くなっている事に気付きます。採ってみたい、持って帰りたい。子どもたちの期待とやってみたいがあふれ、採って持ち帰る事に。

自分の背丈以上あるたけのこを協力して手に持ち土手道を歩きます。「おもいね」「ほんとうだね」「てつだって」「こっちもって」と友だちの言葉に共感したり、協力したりする姿が沢山見られました。

大きいたけのこを運ぶ子どもたち

持ち帰った後はたけのこの皮や中身を余すところなく剝き続け、その皮に絵を描いて遊びました。固い竹の部分で入れ物を作り、水を入れる容器や鉛筆たてに。

筧を作り置いておくと水遊びの水路作りに。夢中で友だちとたらいからたらいへと筧を渡して水を流していました。バランスよく渡さないと転がり落ちてしまうので、子ども同士でアイディアを出し合い「こうしたら」「いやこっちのほうが」と試行錯誤しながら長い水路が出来上がりました。

また、細い竹は水鉄砲に。これもあえて大人が使い方を教えなかったので、上手く水が飛び出さず、はじめは「水が出ない」との言葉がたくさん聞かれました。何度も挑戦を続け、様々なやり方を試すうちに柔らかな弧を描き水が飛ぶ方法を見つけました。

竹で作った水路で遊ぶ子どもたち

長く固い竹は、なんと太鼓に。バチを手にし、太鼓の前に座るときりっとした表情になり、音楽に合わせて手首のスナップをきかせて叩きます。自分の力の入れ具合が音になって表れるので、大きな音や小さな音を出し思い思いに奏でます。左右交互に叩いたり、両手を揃えて叩いたりする姿が見られ、小さな音楽会が日々開催されています。他にもバンブーダンスをしたり、長い竹を車両に見立て、電車ごっこをしたりと色々な遊びに発展しています。

竹を叩いて遊ぶ子どもたち

竹を使っての遊びは無限大。実際に竹に触れる事で、植物も生きて成長するということを体感しました。これからも子どもたちが興味を持って、取り組み想像・創造する事ができる環境を作っていきます。

文:発達支援つむぎ 見附ルームスタッフ

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