発達支援つむぎ 武蔵野「インクルーシブ環境での畑仕事」
2025.07.18
#発達支援
発達支援つむぎ 武蔵野ルームの子どもたちは、日中の生活をともにしている武蔵野どろんこ保育園の子どもたちと一緒に畑仕事を行っています。
種を蒔く前にも石を取り除き、畝をつくる仕事があり、草むしりなど継続的に仕事をすることで野菜の成長に気付き、大切にする気持ちを育み、自分たちで育てた野菜を収穫、調理し食べることで、食育に繋げていきます。
また、畑仕事では道具を用いることで力加減を学んだり、手先を使ったりすることも多く、体の発達を促すきっかけにも繋がります。更に子ども同士が協力し合って仕事を行うことで、協調性や社会性を育んでいくことができます。
実際に、水やりをしている子どもたち同士が声をかけあい、「こっちはまだ水かかってないよー」「わかったー。いま、かけるよー」と協力し合ったり、友だちが転ばないようにそっと背中に手を当て、支える姿も見られ「だいじょうぶ?」「ありがとう」というやりとりが生まれたりしています。

出来ない時、困った時に「伝えて助けてもらう」ことや「友だちが困っていることに気付いて手伝う」ことは、実際にその場面に遭遇したときこそ、そのような気持ちが生まれ、行動に移しやすくなります。友だちが困っていたら「助けてあげよう」とか、「困っている時には言ってね」と伝えるなど、畑仕事を通して実際に経験することがとても大切だと感じます。
他にも、畑仕事を苦手とする子どもも、子どもたち同士でお互いに畑仕事をやるのを見て、自然と一緒になって草むしりや、水やりをし、自発的に仕事に取り組んでいました。

子どもたちが混ざり合う中で、様々な経験をし、学びや成長に結びついているなと感じています。
今後も子どもたち同士や地域の方々など様々な人と混ざり合いながら、思いやりの心や、協働意識、共感する気持ちなど多くのことを育めるようにしていきたいと思います。
文:発達支援つむぎ 武蔵野ルームスタッフ
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