発達支援つむぎ 新羽「園庭の梅を使った梅ジュース・梅干し作り」

2025.08.01

#発達支援

発達支援つむぎ 新羽ルームの園庭には、梅の木があります。この梅を使って、梅ジュースと梅干し作りに挑戦し、梅をどのように加工することができるのかを知り、食への理解を深める活動を行いました。

梅の実を収穫する子どもの様子

5~6月になると梅の実がなり始めます。大人の背よりも高い場所になっている梅を、子どもたちは精一杯に上を見上げて探します。土管の上に登って手を伸ばしてみたり、大人に抱っこしてもらったりしてやっと見つけると「あった!」と伝え、葉っぱの中に隠れた梅を見つけて楽しみます。取った梅はタライの中に入れ、みんなで水洗いをします。収穫作業には参加していなかった子どもも、友だちが梅を洗っている様子を見て「梅洗う!」と参加します。

竹串で梅のヘタを取る子どもたち

青い梅は梅ジュースにします。穴の開いている梅は、中に虫が入っているかもしれないため、まずは収穫した梅の中で、穴の開いているものはないか探します。子どもたちにもそのことを説明しながら作業していると、「虫いるかな」「穴あいてる」「これはどこ?(どの器に避けたらいい)」と、大人や友だちとやり取りしながら作業する姿があります。

穴や傷のないきれいな梅を選別した後、竹串を使ってヘタを取ります。竹串は使い慣れない道具であり、細かな作業ではありましたが大人の見本をよく見て真似し、鉛筆やスプーンを持つようにして子どもたちは取り組みます。

最後に、専用の大きな瓶に、梅と砂糖を入れていきます。日が経つにつれ、砂糖が溶け梅の水分が出てきて、徐々にジュースになっていく様子を、子どもたちと観察し続けています。

梅を袋に入れていく子どもたち

やや熟して黄色~オレンジ色に実った梅は、梅干しにします。梅ジュースと同様にきれいな梅を選別した後、2人1組でペアになりひとつの袋に入れていきます。「1つの袋に20個ずつになるように数えてほしい」と大人が伝えると、梅がいくつ入っているか友だちと数え始めます。10から先を数えられない子がいた時には、年上の子が指差しして20まで数える様子を見せてくれます。

最後に袋に塩を入れ、軽く揉みこみます。2週間ほどそのまま漬け込み、現在は天日干しをしている段階です。

園内には他にもみかんや栗の木があり、畑では様々な野菜を通年で育てています。自分たちが日頃過ごしている環境の中で、実や野菜が育っていく様子を喜び、自分たちで加工したり調理したりしたものを食す経験までつなげていくことを継続したいです。

文:発達支援つむぎ 新羽ルームスタッフ

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