発達支援つむぎ 桶川「畑仕事を通して学ぶこと」

2025.11.03

#発達支援

発達支援つむぎ 桶川ルームでは、園庭のプランターや近隣の畑をお借りして、様々な野菜を育てています。

今回は、子どもたちと一緒に行っている畑仕事の活動についてご紹介します。

畑には、毎週月曜日にバスで向かいます。バスの乗り降りの際には、運転手さんに向かって「よろしくお願いします」「ありがとうございました」などの声が自然と聞こえてきます。

畑に到着すると、まずは草むしりからスタートです。「ここにも草があるよ!」「こっちは抜けにくいね」「スコップを使ったら抜けやすくなるかな?」「一緒に抜こう!」など、友だちと声をかけ合いながら協力して取り組みます。

その後は水やりをして、大切に育てている野菜たちにたっぷり水をあげます。井戸水を出すポンプの操作やじょうろを使う手つきも、だんだん上手になってきています。

畑しごとでは、道具の使い方も学びのひとつです。スコップやじょうろなど、安全に気をつけながら正しく使うことを伝えています。また、友だちと協力することの大切さや、順番を守ることなど、社会性の育ちにもつながっています。

草むしりをする子どもたち
井戸水で手を洗う子ども

今年の夏は、ナスやオクラ、キュウリが豊作でした。「わぁ!大きくなってる!」「こっちにもできてるよー!」と、子どもたちは目を輝かせて教えてくれます。自分たちでお世話してきた作物が実った瞬間は、なんともいえない喜びを感じているようでした。

収穫した野菜は保育園に持ち帰り、調理担当のスタッフに渡します。そして給食には、収穫した野菜を使ったメニューが登場です。「これ、僕たちが採ってきたナスだよ!」「ナス苦手だけど、食べてみる」など、自分たちで育てた野菜ということもあり、苦手でも食べてみようとチャレンジする姿がたくさん見られました。

普段、何気なく食べている野菜が、どのように育つのかを実際に体験することで、子どもたちの興味、関心が広がっている様子が見られます。

ナスを収穫する子どもたち

さらに桶川ルームでは、コンポスト作りにも挑戦しています。給食で出た野菜くずなどを使って、子どもたちと一緒にたい肥づくりに取り組んでいます。

できあがったたい肥は、畑の野菜の栄養になります。自分たちの手で作った土で、野菜が元気に育っていく様子を見守りながら、命のつながりや環境の大切さを学んでいます。

これからの季節は、徒歩で畑まで向かう日も増えてきます。道中や畑しごとを通じて自然にふれながら、成長していく子どもたちの姿を大切に見守っていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 桶川ルームスタッフ

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