発達支援つむぎ 袖ケ浦「たくさんの大切な命」
2025.08.01
#発達支援
朝から暑い日が続いていますね。子どももスタッフも熱中症に気を付けながら過ごしていますが、そんな中でも毎日ワクワクを探して元気いっぱいに活動しています。
今回は命に関する内容をお届けします。

始めは、夏には欠かせない存在のかぶと虫の話です。保護者様から寄付して頂いたかぶと虫を、子どもたちでルールを決めて飼育しています。朝、急いで様子を観察し、ゼリーが無くなっていることに気が付くと大慌てで新しいものと交換します。図鑑を広げて、より詳しく知ろうとする姿も見受けられます。

畑では夏野菜がぐんぐん成長しています。植えたばかりの頃は、「これはなんだろう?」と興味本位で苗を抜いてしまう子どももいました。しかし、葉が大きくなり小さな実を付け始めると大切にしようという気持ちが芽生えたようです。そして、いつの間にか「今日水やりやった?」「ここにも雑草が生えているよ」と子どもたち同士で役割分担をし、畑仕事を学んできました。そんな努力の甲斐あって真っ赤な立派なトマトが実り、食育体験でトマトケチャップ作りを行いました。冷凍したトマトの皮を剥き、ビニールに入れて感触を楽しみながらたくさん揉みました。

次は煮込み作業です。サラサラなトマトスープを、汗を流しながら順番でかき混ぜ、約3時間コトコト煮込み、やっとトマトケチャップが完成しました。「できあがるまでこんなに時間がかかるんだね」と発見があり、子どもはもちろんスタッフも驚きました。この日のおやつは、ポテトフライにケチャップをつけて食べました。「ケチャップおかわり」の声がたくさん聞こえ、いくつもの工程を経て一生懸命に作った甲斐がありました。
トマトもかぶと虫も限りある小さな命かもしれません。丁寧に向き合っていても、うまくいかない時もあるでしょう。しかし、どうしたら立派に育つだろうと、子どもたちなりに試行錯誤する時間こそが重要です。トライ&エラーをたくさん積み重ね、新しい発見や様々な気持ちに寄り添いながら支援していきます。
文:発達支援つむぎ 袖ケ浦ルームスタッフ
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