発達支援つむぎ つつじヶ丘「安心して過ごせる場所～大人も子どももインクルーシブな環境で～」

発達支援つむぎ つつじヶ丘ルームでは、併設しているつつじヶ丘どろんこ保育園の子どもたちと日々の生活を送り、一緒に活動したり、散歩に出たりしています。今回は、つむぎの子と園スタッフ、保育園児とつむぎの子どもたちの関わりの様子をご紹介します。

1枚目は、つむぎの子と園スタッフの写真です。

つむぎ つつじヶ丘ルームに来て1年目のお子さまで、週に一度の利用ということもあり園生活に少しずつ慣れ始めた頃です。まだ泣いてしまう姿も見られますが、ようやくつむぎスタッフとの関係も徐々に出来始めているところです。

日中の活動では、基本的に子どもたちは一緒の活動をして過ごしますが、子ども一人ひとりの様子によっては、必要に応じてその日の活動を変更します。この日は友だちが水遊びをしている間に、室内で遊んでいる時の様子です。この日は園スタッフの元へ自ら歩み寄り、ニコニコの笑顔で膝の上に座ろうとする姿が見られました。つむぎスタッフだけでなく、日頃から施設長もスタッフも関係なく園全体で子どもたちを見守る姿勢ができているからこその姿なのかなと思い、改めてインクルーシブ環境を感じる瞬間でもありました。

こちらは保育園とつむぎの子どもたちの散歩の様子です。普段はスタッフと手を繋いだり、背中に手を添えられて一緒に歩いたりすることが多いT君。今まで友だちと手を繋いで歩くことはほとんどありませんでした。この日は、5歳児（こめ組）の友だちが、「T君繋ごうよ！いいでしょ？」と声をかけ、友だちとの手繋ぎに挑戦しました。時々離してしまうことはあるものの、嫌がったり崩れたりすることなく年上のお兄さんたちに手を引かれ頑張って歩く姿に感動しました。「次は僕も繋ぐ！」と順番に誘われ、大人気のT君です。

散歩だけでなく、給食や制作など様々な場面でつむぎの子だから難しいと決めつけるのではなく、「練習中なんだよね」と優しい言葉掛けをして関わる姿が沢山見られます。園とつむぎの子どもたちが互いに関わり合い、認め合い、助け合いながら過ごす中で、お互いに様々な成長が見られることがインクルーシブ園の良いところのひとつではないでしょうか。

今後も子どもたち、保護者の皆さん、スタッフとの混ざり合いを大切に、インクルーシブな環境を整え、つつじヶ丘の子どもたちが安心して過ごし、伸び伸びと育つようにしていきたいと思います。

文：発達支援つむぎ つつじヶ丘ルームスタッフ

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