発達支援つむぎ 内箕輪「グループ支援における戸外活動~遊びを通した学び~」
2025.12.11
#発達支援
どろんこ会では戸外活動を大切にしており、発達支援つむぎ 内箕輪ルームは日々の活動の中に散歩や公園での遊びを取り入れ、戸外での遊びを通して、子どもたちの「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、集中してみる力を養ったり、人との関わり方を学んだり、体の動きを身につけられるように関わっています。
今回はグループ活動での戸外活動の様子をお伝えします。
ある晴れた日、保育者からその日の活動は散歩をし、近隣の公園で遊ぶことを伝えると、一人ひとり準備をし、出発しました。散歩の道中からネイチャービンゴを行いました。
色や感触が書かれたボードを持ち、書かれたものを探しながら歩いていきます。A君が「これ、ふわふわじゃない?」と言いながら猫じゃらしを指さしました。「本当だ!」と他の子どもたちも見たり触ったりして、感触を確かめる姿がありました。

公園につき、ネイチャービンゴを埋め終え、公園の遊具で遊びたい時には保育者に話してほしいことを伝えると、子どもたちは「これ、やってみたい」とトーテムポールへと集まりました。
保育者が1人ずつ登ってほしいことを伝えると、子どもたちは「順番だね」と列を作りました。登る番の子は「ここまで登ってみたいな」と言いながら、慎重に登っていきます。待っている子どもたちは「頑張れ」、「登れたね、すごいね」と応援する姿がありました。また、友達が登っている姿を見ながら、手足をかける場所を学び、自分自身が登る際に取り組む姿がありました。

ブランコでは、「手伝ってあげるね」と友達が漕ぐのをサポートし合う姿がありました。自分も遊びたいと思っていても友達に伝えることができない子どもがいる時には、保育者は「どうやってお話しようか」と尋ねつつ、「次、貸して」と伝えられるようにサポートしています。

一通り遊具で遊んだあと、保育者がグループで遊ぶことを提案すると、「鬼ごっこがいい」、「かくれんぼがいい」と子どもたちは自分がやりたい遊びを話します。友達同士で話し合って決めてほしいことを伝えましたが、譲り合って決めることが難しい姿がありました。「じゃんけんするっていう方法もあるよ」と保育者が伝えると「じゃんけんで決めよう」と全員でじゃんけんを行いました。じゃんけんのルールが難しい子どもには保育者がルールを伝えて行いました。

帰り道は停まっている車のナンバーを子どもたちで読み上げながら歩きました。読めない数字は「これ、何?」と友達や保育者に聞く姿がありました。これからも散歩や戸外遊びを通して、子どもたちの成長を促す様々な経験の機会を作っていきたいと思います。
文:発達支援つむぎ 内箕輪ルームスタッフ
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