発達支援つむぎ 吉祥寺「小学校見学を通して」

こんにちは、発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。

つむぎ 吉祥寺ルームでは「就学に向けて逆算した支援」を意識し、子ども同士で役割分担や順番を話し合う経験を通して、自分たちで協力・解決する力を育んでいます。また日頃から小学校の近くまで散歩したり、小学校に関する絵本を読んだりすることで、少しでも小学校を知れるような機会を設けています。

そしてこの度、小学校生活をより具体的にイメージすることを目的に、市内の小学校にご協力いただき、子どもたちと放課後の教室を見学させていただきました。

1年生の教室に入り席に座ると、みんないつもより緊張感を持って、前を向いて話を聞いていました。

子どもたちは教室の名前が書かれたビンゴカードを持ち、小学校の先生に案内してもらいながら校内を巡りました。ビンゴカードには「理科室」「保健室」「体育館」等、室名札の写真が載っています。年中児が写真を見ながら「この理科室ってどこに書いてあるの？」と、教室の中をキョロキョロ探していました。すると年長児が「外にあるんだよ」「上の方だよ」と廊下に出て教えてあげる場面もありました。

体育館では、跳び箱を見て「幼稚園にもある！」と親近感を抱いたり、吹奏楽団の使う大きな楽器に驚いたりしていました。理科室では、見たことのない道具が並んでいるのを見て「実験って何だろう」「どんなことをするんだろう」と期待感を持っていました。

また廊下にある学校内の地図を見て、スタッフが「1年生から6年生まで、この教室全部に子どもがいるんだよ」と教えると、人数の多さに目を丸くする子もいました。

校内を一緒にまわり教室の説明をしてくださった先生、廊下で元気な挨拶をしてくれた小学生のみなさんのおかげで、小学校に対し安心感が持てていたようです。先生方、小学生のみなさん、本当にありがとうございました。

小学校は園生活とは環境が大きく変わり、期待と共に不安も大きくなるかと思います。就学前から少しずつ小学校生活をイメージする力に繋げる活動を通し、入学を楽しみにしてもらえればと思います。

文：発達支援つむぎ 吉祥寺ルームスタッフ

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