発達支援つむぎ 八山田「自然を通して」

2025.10.02

#発達支援

発達支援つむぎ 八山田ルームでは、午前活動として毎日外へ出て遊びます。園庭には築山、畑、田んぼなどが設置されており、一年を通してたくさんの自然と触れ合いながら遊ぶことができます。

園庭で水遊びをする子どもたち
穴あきペットボトルから垂れてくる水で遊ぶ子ども

こめ組(5歳児)に所属するつむぎの子は、スタッフから声をかけても、外に出ることを渋る時があります。「外に行っても面白くない」「何もやることがない」と室内に籠ってしまう時があります。そこでスタッフから、「畑と田んぼの様子を見たいから一緒に行かない?」と声をかけると、渋々仕方ないなといった様子で動き出し、スタッフと共に畑と田んぼの方へ向かいます。

その日は陽がかなり照っていたこともあり、早朝に撒いた水もすっかり乾いて干上がっていました。スタッフが「水、撒いた方がいい?」と聞くと「これはやった方がいいね」と自らホースを持って水撒きを始めました。

田んぼに水を撒く子どもたち

その様子を見て、園庭で遊んでいたむぎ組(4歳児)のつむぎの子が「僕もやりたいな」と言って近づいてきます。こめ組(5歳児)のつむぎの子はさすがお兄さんといった様子で、「ここを押すと水が出るよ」と丁寧に教えながらホースを貸してあげていました。

自身で遊びを見つけられず、外に行っても何もないと言っていた子が、畑や田んぼなどのお世話をきっかけにして、外へ出て、自然と触れ合い、他の子との関わりを作ることができました。

これからも季節のめぐりを子どもたちと体感しながら、成長する姿を見守っていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 八山田ルームスタッフ

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