発達支援つむぎ 見附「秋の大収穫祭」
2025.10.22
#発達支援
大収穫その1
見附どろんこ保育園と発達支援つむぎ 見附ルームの畑にさつま芋が実りました。1年目の昨年はいまひとつの出来でしたが、今年は大豊作。0歳児から4歳児まで園の畑で芋掘りを楽しみました。
5歳児は近隣の方が招待をしてくれて、歩いて3分ほどの畑に芋掘りにいきました。
土の中から芋の顔がのぞくと「あった、あった」とすごい勢いで掘り始め、あっという間に一畝掘りつくしてしまいました。芋が掘れると「のこぎりみたい」「タケノコ型だ」「人参みたいなのが掘れた」「これは梨だね」など一つひとつ違う形を皆で見せ合いました。
「焼き芋たべたいよねー」「前に芋のツルを、焚き火で炒めておいしかったよね」と芋を掘った後は食べる楽しみが待っています。帰りは一輪車に芋を入れ、その上に食べたり遊んだりできる、そしてヤギのおもちの餌にも最高のツルも乗せて帰ります。芋の上に乗っているツルを見て「うわー、お芋がツルをおんぶしているね」と。子どもたちの発想の豊かさに驚かされます。一輪車に乗りきらない分は「みんなで持っていこう」と袋いっぱいに詰まったツルを子どもたち自身の力で運び帰りました。

後日、採ったお芋を焚き火で焼き、味わいました。
大収穫その2
5月に田植えをした苗がぐんぐんと育ち9月中旬に収穫の時期を迎えました。子どもたちの背丈よりも小さかった稲が日々大きくなっていくのを見守りながら、「お米の赤ちゃんができてきたよ」「僕の身長よりも大きくなったね!」と、稲刈りの日をみんなで心待ちにしてきました。

まずは保育者が稲を刈る様子を見ながら、鎌の使い方や稲を刈る姿勢などを学びます。「前もやったことあるよ」「足を開いて刈るんだよね」と、中には去年の稲刈りの様子を覚えている子どもたちもいました。
実際に鎌を持ってみると、稲がうまく切れず苦戦する姿も見られましたが、繰り返し挑戦するなかで、鎌を少しずつ手前に向かって引くと切れやすいことに子どもたち自身が気が付いていました。
どんどん刈っていくうちにコツを掴み、「ザクザクいい音がするね」と、鎌の扱いに気を付けながらも楽しんで稲刈りに取り組んでいました。また、鎌を使って初めて稲刈りに挑戦するクラスの子どもたちからは「どうやるの?」「緊張するね」などの言葉も聞かれていましたが、無事に1束を収穫するとお米の重さや大きさに驚きながらも達成感に満ちた笑顔がたくさん見られていました。

園庭の柵いっぱいに稲架(はさ)掛けをして、ずらりと並んだ黄金色の稲はみんなで協力して運んだものです。この後、乾燥・脱穀・精米と様々な工程を経て、食べられる状態のお米になっていきます。
これからも本物の体験を通して、自分たちが普段食べている物がどうやってできるのか、食への興味関心を豊かに育んでいきます。
文:発達支援つむぎ 見附ルームスタッフ
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