日高どろんこ保育園「ミントありがとう」
2025.06.09
#保育園
日高どろんこ保育園にはヤギ2頭と鶏5羽と金魚がいます。
日々の散歩で子どもたちが捕まえた虫(バッタ、コオロギ、幼虫)を飼っています。
その中で子どもたちは率先して生き物のお世話をしていて「先生、ヤギさんのご飯がない」「おうちが汚い」と教えてくれて、保育者と一緒に掃除もします。


その中でもみんなのアイドルであったヤギのミントの様子が変わったのは、2024年秋ごろのことです。
お腹の様子が悪くなり野菜を与えるのを控えてチモシーを沢山与えるなどしていました。
野菜の大好きなミントは子どもたちが近寄ってくると「野菜は?」と言っているかのように首を上下に振るなどして態度に示していました。
子どもたちも「まだミント具合い悪いの?」「食べたいのにかわいそう」などミントの気持ちになって話していました。
少しずつ体調も良くなり野菜も食べられる体力まで回復しました。夕方いつも通りに「また、月曜日に会おうね」と子どもたちとチモシーを与えてバイバイしました。
2025年4月20日(日)ミントはお空へ旅たちました。
ミントを小屋の中に寝かせ顔が見られるように毛布を掛け寝かせていました。
月曜日登園した子どもたちは、ミントの顔を見に来て「なんでミント寝ているの?」「ミント起きて!」「ユメが寂しいって」等声を掛けていましたがミントは起きず眠ったままでした。

自分たちの体は暖かく、ミントの体は冷たくなっていることから「生と死」と命の尊さを身近に感じた経験となりました。
日高どろんこ保育園のアイドルミントがお空で沢山のご飯を食べ、走り回っていたらいいなと願うばかりです。開園から15年たくさんの癒しと笑顔をありがとう。大好きだよ。

文:日高どろんこ保育園スタッフ
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