発達支援つむぎ 八山田「実りの秋」

2025.12.04

#発達支援

夏の暑さが去り、戸外で過ごすのに心地よい季節となりました。散歩に行くと、落ち葉を拾っては「きれい」「赤だ」等と、自然と友だち同士で会話がはずみます。ある子は落ち葉の上で気持ちよさそうに日向ぼっこをする姿もみられます。会話はなくてもそばで一緒に友だちがいることを感じながら寝転がる気持ちよさを共有する姿は、こちらも笑顔になってしまいます。

芝の上に寝っ転がる子どもたち

一方、園庭の田んぼでは、5月に植えた稲が黄金色に輝き頭が垂れるようになったので、待望の収穫の時期を迎えました。事前に鎌が危ない道具であることを先生から教わると、子どもたちは少しドキドキしながらも目を輝かせながら稲刈りをしていました。

稲刈りをする子どもたち

「おいしいお米になっているかな」等と友だちと話しながら、刈り取った稲を大事に運び、風通しのよい保育園の軒下に干しました。稲の乾燥が済んだら、これから脱穀・籾摺り・精米等たくさんの過程を経てようやく私たちが見たことのある「お米」になります。

刈り取った稲を束ねる子ども

米作りの過程を通して、稲の状態から私たちが口にする「ご飯」になるまでにどのくらい大変な道のりがあるのか、これから子どもたちと一緒に学んでいくのが楽しみです。つむぎでは、このように季節に合わせたほんものの体験を通して物事の道理や本質について学ぶことや、人と気持ちを通わせ合うことの心地よさを感じることを大切に日々支援しています。

文:発達支援つむぎ 八山田ルームスタッフ

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