発達支援つむぎ 新羽「秋の遊び~乳児クラスの散歩~」

2025.12.05

#発達支援

発達支援つむぎ 新羽ルームでは現在、0~5歳児の子どもたちが通所しています。どの年齢の子も併設する新羽どろんこ保育園の子どもたちと一緒に、日々散歩へと出かけています。今回は乳児クラスの秋の散歩の様子をお伝えします。

カプセルを手に寝っ転がる子ども

Aちゃんが手に持っているのは、ドングリの入ったカプセルです。Aちゃんの手の大きさや、物を掴むことが上手になっていることから考えて準備してみました。カプセルを振ると、カラカラ、コロコロと面白い音が鳴ることに気付き、繰り返し自分で腕を振って音を鳴らして楽しみます。

芝の上に座って落ち葉を手にする子ども

Bちゃんは芝生や草花を直接触って、自然に触れることを楽しんでいます。Bちゃんの前に大人が座り落ち葉をふわっと散らしてみると、葉っぱを手に持ち大人に差し出して「もう一回やってほしい」という気持ちを伝えます。その気持ちに応えながら繰り返して遊んでいると、大人を真似してBちゃんも自分で葉っぱを散らしひらひらと舞う様子を見て笑顔になります。

AちゃんもBちゃんも始めは芝生の感触に驚く様子もありましたが、このように楽しい遊びを経験するうちに次第に慣れ、今では表情豊かに戸外遊びを楽しんでいます。

園庭で遊ぶ子どもたち

Cくんは器やヨーグルトカップに葉っぱを出し入れしておままごとをしたり、まな板を手に持って「まな板トントン、包丁」と大人に対してお話したりします。大人も「トントン、お料理しよう」と答えて一緒に楽しく遊びます。今度は木の棒を2本持って「箸」と表現します。大人が「お箸だ」と答えると気付いてもらえたことが嬉しくて、さらに「いただきます」「おはよう」「ごはん」「ヨーグルト」と次々に連想し大人に伝えます。

周囲の子どもたちもおままごとが盛り上がってきて、「カレー!カレー!」とみんなで声を合わせ始めます。Cくんも一緒になって「カレー!」と言い、器の中で葉っぱを混ぜています。大人も子どもも、同じ場所でそれぞれのおままごとを楽しみながら、最後はカレー作りで盛り上がりました。

子どもたちは「相手に受け止めてもらえた」「共感してもらえた」という経験が積み重なることで、安心して集団生活を送ることができ、自由に自己表現することができます。乳児期という時期だからこそ、私たちはホンモノの体験を提供しながら、子どもたちが何に興味を持ち伝えようとしているのかを見逃さず表現豊かにやり取りを楽しんでいきたいです。

文:発達支援つむぎ 新羽ルームスタッフ

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