総勢130名が参加!「表現・造形」の子育てスキル講座レポート

2019.08.08

#学ぶ

つつじヶ丘どろんこ保育園

どろんこ会グループでは、職員の学び合いの場として、職員自身が講師を務める「子育てスキル講座」を開講しています。2019年度からは、保護者の方や近隣にお住まいの方、どろんこ会グループの元職員、他法人の保育や教育関係者など、外部の方にも参加いただける「地域公開 子育てスキル講座」をスタートしました。今回は、2019年7月6日(土)に、つつじヶ丘どろんこ保育園(東京都調布市)で行われた「表現・造形 ~感触あそび・フィンガーペインティング~」の様子をレポートします。

子どもにとっての表現を考えてみる

今回の子育てスキル講座には、どろんこ会グループの保育園に通う子どもたちと保護者の方、地域の方、保育・発達支援や教育関係の方など、約130名もの参加者が集まりました。

表現・造形ワークショップの前に、まずは松久保園長による「子どもにとっての表現とは」の講義です。表現には、「身体表現」「言葉による表現」「擬音語などの音を用いた表現」、絵や写真、造形といった「モノを用いた表現」など、さまざまな表現方法があることを職員の実演も交えながら学びました。

表現について語る松久保園長
表現についてレクチャーする松久保園長
園で飼育しているヤギを「身体表現」で表す職員たち
園で飼育しているヤギを「身体表現」で表す職員たち

松久保園長は、「大人が用意したキットで決められた制作物を作ることは、表現ではありません」と言います。また、「表現は感じるところから生まれる」ものとし、「たとえばお雛様を見たことも聞いたことがない子どもに、ひな人形の工作を行わせることは表現とは言えません」と説明しました。

なお、松久保園長は「キットを使うこと自体が悪いことではありません」とも補足します。ハサミやノリといった道具を使う術を身に着けることが目的であるならば、キットは必要な場合もあるからです。

大人も夢中になったワークショップ

およそ30分間の講義を終え、残り時間は1階と2階に用意されたワークショップで、大人も子どもも「自由な表現・造形」を体験しました。

1階では、スライム作りや泥ねんど遊び、トイレットペーパーや片栗粉で作ったねんど、寒天など、何かを作ったり形を変えられたりするワークショップが用意されていました。

スライム作り体験の様子
水と洗濯ノリの量を調整してスライムの柔らかさの変化を実験
泥ねんどをこねたり踏んだりする子ども
泥ねんどをこねたり踏んだり。自由に形を作ることが楽しい

子どもはもちろん、大人も職員の説明を熱心に聞きながら、素材を触ったり、作ったりしている姿が印象的でした。

2階は絵の具を用いたワークショップが開催され、特に人気を集めていたのが、屋外で思い切り色を塗ったり描いたりできるコーナー。手や足のみならず、服まで絵の具まみれになりながら、ダンボールハウスやロール模造紙に色を塗る子どもたちの姿が多く見られました。

フィンガーペインティングを行う子ども
フィンガーペインティングに夢中
色水を入れたスプレーやローラーで思い思いに色を塗る
色水を入れたスプレーやローラーで思い思いに色を塗る

指先に絵の具を付けて、そのまま絵を描くフィンガーペインティングでは、保護者の方に手を添えられて触れてみる赤ちゃんの姿も。大人も子どもも、目を輝かせ夢中になり、あっという間に時間が過ぎていきました。

表現はやらせるのではなく、湧き出てくるもの。自由な感性とそれを表現する力は、AI時代を生きる子どもたちにとって、必要な「にんげん力」のひとつです。「今後も、多くの体験から“にんげん力”を育んでいきたいと思っています」という松久保園長の言葉に、参加者も頷いていました。

お昼ご飯も「体験」

ワークショップ終了後には、かまどで炊いたご飯で握ったおにぎりとお味噌汁、漬物のお昼ご飯です。この日は、どろんこ保育園が日頃行っている縁側給食の体験も行いました。食欲をそそるにおいが室内に立ち込めると、自然と子どもたちが遊びから食事へと気持ちを切り替えていく様子が見られました。

たくさん遊んだあとのお昼ご飯は格別のおいしさ
たくさん遊んだあとのお昼ご飯は格別のおいしさ

「午前中、思い切り遊び込めた子どもたちは、『ご飯の時間だから片付けなさい』と言わなくとも、おいしいにおいを嗅ぐと食事モードに自然と切り替わっていくんです。今日は、日頃のつつじヶ丘どろんこ保育園の雰囲気を体験していただきたいと思い、お昼ご飯をご用意しました」と松久保園長が説明。園庭や室内など、参加者のみなさんは思い思いの場所でお昼ご飯を楽しんでいました。

総勢130名が参加した子育てスキル講座を終えて

たくさんの子どもたちも参加した今回の子育てスキル講座。「大人だけでゆっくり学びたい人もいるのでは?」「保育園で開催するからには、お子さん連れでないと参加できない保護者の方が来てもらえるようにしたい」など、職員にとってはどうすれば多くの方が参加できるのか、学び合える場が作れるのかを考えるきっかけにもなりました。

「保育園だからこそ、お父さんお母さんが子どもを連れて参加し、学び合える子育てスキル講座を開催したい」と語る松久保園長。参加者アンケートを参考にしながら、どろんこ会グループの子育てスキル講座は今後もブラッシュアップしていきます。

関連リンク

つつじヶ丘どろんこ保育園

まだまだあります「子育てスキル講座」

今後も各園で様々な「地域公開子育てスキル講座」が開催されます。どなたでも参加可能ですので、ご興味のある講座にお気軽にお越しください。東京エリアの開催についてはこちらの記事をご覧ください。

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