高堀代表が実践女子大学の社会連携プログラム「実践キャリアプランニング」の授業に登壇

2024.01.25

#メディア・講演

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2023年11月から12月にかけて行われた実践女子大学(渋谷キャンパス)の「実践キャリアプランニング」の授業にて、高堀代表が「福祉×農業。地域や日本を良くする私たちの挑戦」をテーマに講義しました。

日本の耕作放棄地の課題解決を考える授業

実践女子大学の社会連携プログラムである「実践キャリアプランニング」は、著名な企業の代表などが登壇して業界や自社の事業についての講義を行い、提示された課題に対して学生がグループごとに課題解決のプレゼンテーションを行う全3回のPBL型(課題解決型)授業です。

講義を行う高堀代表
講義を行う高堀代表

第一回の授業で高堀代表は、「福祉×農業。地域や日本を良くする私たちの挑戦」をテーマに、どろんこ会グループの事業を紹介。どろんこ会グループが給食米を生産している新潟県南魚沼市の中山間地の農地で起きている問題を伝え、プレゼンテーションの課題を「耕作放棄地が年々増えている現状に対して、どのように対応するべきか」としました。

南魚沼市の耕作放棄地について説明
南魚沼市の耕作放棄地の現状について説明

2週間後の第二回の授業は中間発表。9つのグループの「現状分析、課題、解決策、具体策、まとめ」を聞きながら、どろんこ会グループマーケティング本部の諸我本部長と広報部の青木課長がプレゼン資料の完成度を高めるためのアドバイスを行いました。

最終発表日となる第三回目の授業は、中間発表からわずか1週間後。中間発表では、目次程度しかできていなかったグループも見事に発表資料をまとめていました。「耕作放棄地」という言葉を初めて知ったという学生も多い中、農業高校や農業大学からの就農率の低さの課題解決案、観光農園化、高齢者施設とのコラボなどさまざまな切り口での提案がありました。

最終プレゼンの様子
審査中の高堀代表と諸我本部長

最優秀賞に選ばれたのは、「農業を行いながら運営できるキャンプやバーベキュー場、サウナ施設の設置」を提案したグループでした。米や野菜生産にかかる経費以外にキャンプ場・サウナ施設の初期費用、ランニングコスト、米や野菜を施設で直売する収益なども計算し、自治体の助成金制度も調べて、耕作放棄地の有効活用方法をプレゼン。高堀代表は「卸売業者を通すと生産者の利益が下がることを指摘し、サウナ利用などで現地に来た人に適正な価格で米や野菜を購入してもらう仕組みづくりの視点がとても良かった」と評しました。

最後に、高堀代表から今回の課題の答え合わせとして、どろんこ会グループが「保育×農業」でつくり上げた循環型の仕組みを紹介し、全ての講義を終えました。

高堀代表の発表スライド
課題解決の取り組みを紹介

最優秀賞のグループには、一人ずつにどろんこ米5kgをプレゼント。保育園の給食で子どもたちが食べている、減農薬でつくったおいしいお米を産地直送でお送りします。

最優秀賞を受賞したグループ
最優秀賞を受賞したグループと高堀代表

今回の授業は、若い世代に耕作放棄地の増加や食料自給率の低さなど、日本の農業が抱える深刻な課題を知ってもらうきっかけとなりました。一人でも多くの若い世代に「自分事」として農業の課題を捉えてもらえるよう、今後もPBL型授業の依頼を積極的に受けてまいります。

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