発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷「針仕事に挑戦」

発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームでは、体幹や四肢の筋力を高めてケガをしない身体をつくるため、日常的に雑巾がけを行っています。いつも使うものだから子どもたちに作ってもらえたら…そんな気持ちから雑巾を子どもたちに縫ってもらう「針仕事」をはじめました。

今回は安全に集中して取り組んでもらう為、個別の支援で落ち着いた環境で取り組んでもらいました。針を触ることが初めてでしたが、「とんがっているから刺さっちゃう」と、危険についても自分で考えながら、ひと針ひと針、慎重に縫い進めました。

針と糸で雑巾を縫う子ども

表から刺すときは目で見て刺す場所を確認することができますが、裏から刺すときは見えない為、手の感覚と空間認知の力が必要になります。自分の納得がいく場所に針が出てくるまで、何度も何度も刺し直しす姿が見られました。

雑巾の裏側から針を刺す子ども

針仕事をしたいと初めて子どもに話した際に、「針はどこ? どこに針を刺すの?」という疑問が上がりました。つむぎ 阿佐ヶ谷ルームには、針はあるけど針山がない、ということで、針山も作ってもらうことにしました。丸く切った2枚の布を縫い合わせ、綿を入れました。ガムテープの芯をビニールテープで装飾し、カラフルな針山が完成しました。綿の入れ具合やテープの配色など、とてもよく考えて主体的に取り組んでくれました。

針山に綿を詰める子ども
完成した針山

針仕事を通して、子どもたちが一つの事に没頭し、集中力や思考力がぐんぐんと伸びる姿を見ることができました。また、自分が使うものを自分で作るということは、子どもの意欲を高めると共に達成感や自立心にも繋がると考えています。これからも身近な物を自分で作る経験を通して、子どもの思考力や自立心の育ちに繋がる活動を続けたいと思います。

文:発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームスタッフ

発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルーム施設情報を見る

関連する記事

最新のどろんこアクション記事

どろんこ会からのお知らせを見る

お知らせ一覧へ
PAGE TOPtop