発達支援つむぎ 調布「魚たちが来てくれたよ」

2024.04.08

#発達支援

発達支援つむぎ 調布ルームでは、2月の体験学習で葛西臨海水族園の移動水族園をお招きしました。

虫眼鏡を使って魚や標本を観察できるコーナーや、写真と同じ魚を見つけるマッチングコーナー、カニやクラゲを作ることのできる製作コーナーがあります。

虫眼鏡で水槽の魚を観察する子ども

中でも熱帯魚コーナーは1番人気できれいな色と模様に魅了され、その場から離れずにじっと魚を観察する子が多く見られました。まるで水槽の向こうの魚も子どもたちのことを見ているようで「魚も僕たちのこと見えているのかな?」と疑問に思った子が水族園のスタッフに質問してみることになりました。

「魚って僕たちのこと見えているの?」と聞くと「みんなのこと見えているよ」と教えてくれました。すると「え~!」と嬉しそうに水槽に顔を近づけ魚たちに色々な表情を見せて披露していました。

本物のサメの皮に触れる子ども
ウニのぬいぐるみを見ながらスタッフに質問する子ども

本物のサメの皮を手で触って感触を確かめてみると「固い」「ざらざらする」とそれぞれ思い思いの感想をスタッフに伝えていました。また、ウニのぬいぐるみと本物のウニと見比べている中で、「これは何?」と移動水族園のスタッフの方に質問をする姿も見られました。

ウニには管がたくさんあってその管を使って移動することができることを学びました。

壁に貼られた魚の写真を見る子ども

マッチングコーナーでは、1部屋の壁全面を海に見立て手元に持っている写真と同じ魚を見つけます。

きょうだいで一緒に探しながら「こっちにあったよ」と教えあう姿や、嬉しそうに「お母さん見つけた!」と報告する姿も見られました。

製作した海の生き物で装飾された壁

友だちが製作コーナーでカニを作っているのを見て一緒に作る子どもや、じっくり観察することのできる環境を設定する中で、「絵を描きたいから白い紙下さい」とスタッフに伝える子どももいました。

「普段、塗り絵はするけれど、白い紙には絵を描きたがらないのでびっくりです」と保護者も驚いていました。思わず描きたくなってしまうほど興味をもって観察する姿が印象的でした。

つむぎ 調布ルームでは、体験学習や日々の支援の中で興味の幅が広がり、表現したい気持ちが思わずでてくるようなワクワクした支援を提供していきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 調布ルームスタッフ

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