発達支援つむぎ ふじみ野「夏を感じる体験活動」

発達支援つむぎ ふじみ野ルームの8月の様子をお伝えします。

暑さに負けず、子どもたちにもご家族にも元気につむぎに来所してほしいとの思いから、つむぎ ふじみ野ルームでは夏ならではのイベントを考え開催しました。

中には人混みが苦手だったり、いつもと違うことに不安を感じてしまったりする子もいます。ゆっくり参加できるか心配しているご家族の方もいらっしゃいます。

それならば、ご家族も子どもたちも安心できる場所でお祭りごっこや、キャンプごっこを行うことで、思い切り楽しんでほしい、少しでも本物に近い体験をして欲しいとの願いからワクワクしながら飾りつけや準備をしました。

子どもたちが自分でやりたいことを選び、視覚から楽しめたり、感触やにおいを楽しんだり、五感で夏を感じられるように様々なコーナーを用意しました。

手作り金魚すくいをする子ども

水曜まつりごっこではヨーヨー釣りや輪投げ、手作り金魚すくい、くじ引き、ボーリングなどを用意しました。目をキラキラさせ自ら好きなところへ向かう姿がみられました。みんなで作った金魚を水に浮かべての金魚すくいコーナーでは、なかなか取れない金魚を何度もチャレンジして取ろうとする姿が見られました。すくう作業はとても難しいですが何度もチャレンジしていました。よく見て集中して何かに取り組むことは、人の話をじっくり聞く力や長い時間座っているなどの力につながります。

木登りをする子ども

8月のつむぎ ふじみ野ルームの体験活動では、キャンプごっこを行いました。水遊び、虫探し、かまどでバーベキューなど夏ならではのコーナーを用意しました。

こちらの写真は、木の上のほうに設置した虫(スタッフ手作り)に気付いたTくんが、虫をとりたい気持ちから木登りをしている様子です。目と手と身体をいっぱいに使って目的の虫に向かっています。自ら目的をもってチャレンジすることで、勇気や力を発揮し、また表情からもよみとれるように、やりとげた達成感や満足感にもつながっていきます。

体験の中でたっぷり火や水、土、自然と触れ合う活動を取り入れました。こうした活動の中で、子どもたちの生きる力が自然と育まれていきます。また自ら選んだ遊びや好きなことに没頭することで、何事にも自主的に意欲的に取り組もうとする姿勢が育ちます。子どもたちそれぞれの興味ある分野も見極めながら、力を発揮しやすい環境を設定することも私たちスタッフの大切にしているところです。

ハーバリウムとしおり

また、ご家族の方にも癒しの時間を過ごしていただけるよう、音楽やアロマの香りとともに、ドライフラワーを使ったハーバリウム制作、しおり作り体験も行いました。リラックスした空間の中で、保護者様同士の情報交換の場にもなりました。

食事をする子どもたち

夏を感じる体験を通し、子ども主体を基本にしながら、ご家族やスタッフも一緒になって「楽しい」「美味しい」を共有し、たくさんの笑顔や元気な声をきくことができました。

今後も引き続き、本物の体験、本物により近い体験を通して興味の幅が広がり、子どもたちがたくさんの経験ができるよう、ご家族の方も安心して来ていただけるようスタッフ一同努めて参ります。

文:発達支援つむぎ ふじみ野ルームスタッフ

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