発達支援つむぎ ふじみ野「遊びを見つける力」

発達支援つむぎ ふじみ野ルームでは、併設しているふじみ野どろんこ保育園の園児と一緒に活動するマンスリー支援と、小集団で活動するグループ支援を行っています。

小集団で活動するグループには、年少児、年中児、年長児が在籍しています。子どもたちは年齢関係なく助け合い、言葉や行動でやり取りをする姿がみられます。

グループ活動の中で、自由遊びの時間を設けています。スタッフが活動を設定するのではなく、子どもたちが自由に遊びを見つけ、選択し、遊び込むことをねらいとしています。4月や5月は、まだ慣れない環境で不安と緊張の中、自分で遊びを見つけることが難しい時期でした。しかし、自由遊びの経験を積み重ねていくうちに、自分たちで遊びを見つけていくことができました。

園庭でおままごとをする子どもたち

自分のやりたい、楽しい遊びを見つけられるようになると、友達との関わり合いが生まれてきました。「鬼ごっこ一緒にやろう」、「かくれんぼやろう」、「おままごとやろう」と子どもたち同士で遊びに誘う言葉が聞こえてきました。

園庭のベンチに座る子どもたち

友達と遊ぶ楽しさを知った子どもたちから「外でみんなと遊びたい」という言葉が出てくるようになりました。ルール遊びに苦手意識を持っていた子どもは、友達と一緒ならやってみたいと挑戦する姿がみられました。また、保護者と離れることが難しかった子どもは、友達が楽しそうに遊んでいる姿を見て、自分から友達に駆け寄り、遊び始める姿がみられました。

砂遊びをする子どもたち

自由遊びは、自分の好きな遊びを満足するまで遊び込み、そこから友達と遊ぶ楽しさや充足感を感じることができます。自分で遊びを見つけ選択する力や、友達と一緒に遊びを展開させていく力は、自立心や協同性が育まれます。また、友達を思いやる心や言葉で伝える楽しさも育まれ、子どもたちの心と体の成長には欠かせない遊びです。

鶏に餌やりをする子どもたち

文:発達支援つむぎ ふじみ野ルームスタッフ

発達支援つむぎ ふじみ野ルーム施設情報を見る

関連する記事

最新のどろんこアクション記事

どろんこ会からのお知らせを見る

お知らせ一覧へ
PAGE TOPtop