発達支援つむぎ 北千住「運動会に向けて全力投球」

2025.11.12

#発達支援

発達支援つむぎ 北千住ルームでは、併設している北千住どろんこ保育園の子どもたちと一緒に過ごすマンスリー支援を行っています。

 

10月25日には運動会を実施しました。運動会の練習は、普段の戸外活動や園庭活動の中で、子どもたちの「やりたい」「練習したい」という気持ちを大切にしながら、遊びの一環として取り組んでいます。

運動会の会場は、公園や園庭よりも大きい小学校の校庭をお借りして開催します。そのため、子どもたちが「ここでやるんだ」とイメージできるように戸外活動中に校庭を見学する時間を設けました。「ここで○○やるよ。できるかな」「どきどきするね」などとスタッフと気持ちを共有しながら、運動会当日のイメージを膨らませ、気持ちが高まっていく子どもたちの様子が見られました。

小学校の校庭を眺める子どもたち

雨の日は、室内でも運動会の雰囲気を感じられるよう、当日使用する小道具を子どもたちと一緒に作りました。他学年の種目で使用するものを職員と一緒に手伝うなど、どろんこ会で推奨している異年齢保育を感じられる貴重な時間となりました。

すずらんテープを割く子どもたち

校庭の広さへの緊張感や抵抗感をできる限り最小限にするために、公園や園庭だけではなく近くの野球場をお借りして、運動会ごっこを開催しました。ダンスを苦手ながら一生懸命挑戦する子、好きな遊びを続けたい気持ちを抑えながら参加する子、職員の動きを確認する児など、「やりたい」「やりたくない」といったそれぞれの気持ちを受け止めつつ、練習に励みました。その中で、子どもたち自身が「またやりたいな」と思えるような経験となるよう、皆で取り組んだ達成感を共有していきます。

広場でリレーを行う子どもたち

年長児はバトンをつないでチーム対抗で走るリレーがあります。それぞれのチームを全力で応援する年下児の姿は、とても微笑ましく、異年齢での関わりが多いからこそ生まれる姿なのだろうと感じられます。そして何よりも、子どもたちが一致団結して一生懸命取り組む姿は、練習や本番に限らず、職員は心が熱くなってしまいます。勝ち負けが全てではありませんが、皆で協力して勝ったときの喜びや惜しくも負けてしまったときの悔しさは、チームや園全体で共有することで、一人ひとりの糧になっていくのだろうと感じています。

走り出す子どもたち

つむぎ 北千住ルームの子どもたちは、日々の生活の中で、「やってみたい」「やってみよう」という気持ちを大切にしながら、様々な経験を積み重ね、一歩一歩成長しています。私たち職員はその成長をそばで見守り、ともに悩み、喜び、悲しみながら、一人ひとりの気持ちに寄り添うことができるよう、引き続き支援していきます。

文:発達支援つむぎ 北千住ルームスタッフ

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