発達支援つむぎ 駒沢「一年を振り返って その2」

2025.04.09

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 駒沢ルームです。あっという間に一年が過ぎて行き、気がつけば春を感じる季節になりましたね。

一年を通して、戸外活動はもちろん、室内活動や畑活動、日課としている座禅や雑巾がけなど様々な活動をして行く中で、子どもたちは経験を積み重ねていくことにより4月に比べて自分でできることが増え、とても大きく成長しています。

また、活動の中で、友達や大人とのやり取りの中で成長していく子どもたちの姿もありました。今回は、子どもたちの一年を振り返って、日々成長している子どもたちの姿をご紹介できればと思います。

ある日のこと、一生懸命に雑巾がけをするAさん。つむぎ 駒沢ルームでは、自分のことを自分でやる力や、手や足で自分の身体を支えられる力が身につくよう、掃除は「雑巾がけ」で取り組んでいます。

利用当初のAさんは、「雑巾がけって何だろう?」といった様子でしたが、大人がやり方を丁寧に伝えたり見本を見せたり、大人も子どもたちと横に並んで一緒に取り組むことで、少しずつ自分でできるようになっていく姿が見られました。

雑巾がけをする子ども

また、とある日、友だちに「鬼ごっこしたい」と伝えるBさん。相手からは「ずっと鬼ごっこだったから、かくれんぼがやりたい」と答えが返ってきたようです。2人とも譲りたくない様子で、なかなか話が進みません。大人はそのような時には、自分たちで話し合いができるように側で見守ります。どうしても2人で解決できないときには間に入って、「Bさんは鬼ごっこがやりたかったんだね」と、気持ちを受け止めます。そしてその後、(相手は)「ずっと走って疲れたから、かくれんぼがやりたいんだって」など、相手の状況や気持ちに気付けるような言葉がけをします。すると、Bさんから「じゃあ、一番にかくれんぼで、二番に鬼ごっこね」と、相手の気持ちを受け止め、考えを譲る姿が見られました。

鬼ごっこをする様子

子どもたちにとって友だちと過ごすということは、自分以外の相手にも気持ちがあるということを知る機会になっていると思います。そういった中で、他者の気持ちを受け止めるために、まず大人に気持ちを受け止めてもらう経験が大切なのではないかと思いました。

一年を振り返り、様々な活動の中で積み重ねることでできるようになったこと、友だちとのやり取りの中で身についたことなど、子ども一人ひとりそれぞれに成長した姿を見ることができました。今後も日々成長していく子どもたちの姿が楽しみです。そんな子どもたちの姿を、また皆様にもお伝えできたらと思います。

ご利用されたい・ご相談されたい・ご興味を持たれた方は、いつでもお気軽につむぎ 駒沢ルームまでご連絡ください。お待ちしております。

発達支援つむぎ 駒沢ルーム

電話:03-6432-2071

場所:東京都世田谷区深沢2-19-14 サンライズ会館2階

文:発達支援つむぎ 駒沢ルームスタッフ

発達支援つむぎ 駒沢ルーム施設情報を見る

関連する記事

最新のどろんこアクション記事

どろんこ会からのお知らせを見る

お知らせ一覧へ
PAGE TOPtop