発達支援つむぎ 新羽「畑で採れた野菜を使用した調理活動」
2025.09.05
#発達支援
発達支援つむぎ 新羽ルームから15分程歩くと、丘陵公園の近くに畑があります。今回は、畑で採れたじゃがいもと赤しそ、園庭で採れた梅で作った梅干を使って調理を行いました。
収穫

畑に着くと、シャベルなどの道具を使用して大人や友だちと収穫を楽しみました。Aさんは袋を持ち歩き、「見て、じゃがいもだよ」と大人に嬉しそうに見せます。その様子を見たBさんが「入れて」と取れたじゃがいもを見せて伝えると、Aさんは袋を開けながら「いいよ」と答えていました。
日々の活動の中で種まきから水やり、雑草抜きなど継続して畑活動を行っていたことで、自ら役割を見つけ、子ども同士のやり取りが生まれたと感じました。
調理活動
収穫したじゃがいもを見て調理活動に興味を持ち始め、大人と一緒にじゃがいもや赤しそを洗います。その後、乾燥させるために赤しそを電子レンジで温めていると、「なんか小さくなっている」と温める前の赤しそとの違いに気づきました。

温めたじゃがいもは、袋に入れて一人一袋ずつ潰します。じゃがいもを袋に入れ、手のひらや指を使ってつぶすと指先の運動につながります。また、じゃがいもが熱いことを大人が伝えても見ただけでは変化に気づけませんでしたが、実際に触ってみたことで子どもは「あつい」「まだ触れない」と気づき、経験から危険認知にもつながる様子がありました。

制作コーナーでは、大人が今日の食材や作るものを紙に書いていると、絵に興味を持ち近づいてきました。絵を見て、「おにぎり」「じゃがいもは茶色」と言いながら色を塗り始め、全員分のランチョンマットを作りました。調理に関係した活動から、食材や工程に興味を持ったことで、調理活動に参加し始める子もいました。

一人一つずつおにぎりを握りました。家では食べない梅干しも、自分で調理しみんなと一緒に食べることで「おいしい」「おかわり」とたくさん食べている子もいました。
自分たちで収穫した野菜を使用したことで、食材に興味を持って調理に参加し、食材の変化などを体験することができました。保護者の方からも、「料理に興味があるんだ」「家でもやってみようかな」と感想があり、家庭と連携した支援につながりました。これからも、子どもたちの好きな活動を取り入れながら、線の活動に繋がるよう工夫して支援していきます。
文:発達支援つむぎ 新羽ルームスタッフ
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