発達支援つむぎ 桶川「生死を知る 食の循環を知る」

2025.08.04

#発達支援

どろんこ会では、どろんこの子育てで身につく6つの力として「ケガをしない強い体を育てる」「自分でできることを自分でする」「すべての人との関わりから、判断・行動を身につける」「活動を選択し、自分で考えて行動する」「生死を知る 食の循環を知る」「感じたこと・考えたことを表現する」をかかげています。上記にあげた力を育むことができるように、日々の活動や環境を設定しています。

今回は6つの力のうちの1つ「生死を知る 食の循環を知る」力を育むためにマグロをさばいて、食す体験を行いました。

まずは、マグロを釣る映像をみんなで鑑賞し、魚がみんなの前に届くまでの流れについて知りました。その後、実際にみんなの前にマグロを出すと「おさかなー!」と大きな声で表現する姿がありました。マグロに触れる場面では、恐る恐る人差し指で触れる子や、興味津々で触れる子など様々な反応がみられました。「大きい」「冷たい」「ざらざらしてる」など丸魚の大きさや感触、温度を肌で感じている様子がみられました。

実際にマグロを捌く場面では、まず頭部を切り落とし、口の中や頭部の断面を見せ、その後胴体を開き、内臓をみました。悲鳴をあげる子や驚きの声をあげる子など様々な反応がみられました。特に口の中をのぞく場面では、指さして驚きを共有したり、口の形を真似したりする姿がみられました。このように大人も子どもも驚きを共有しながら、夢中でマグロが捌かれている過程に注目していました。

その日の給食はみんなの前でさばいたマグロをマグロステーキにし、みんなで食しました。ステーキになったマグロを見て「これマグロ?」と尋ねる姿があり、釣り上げられた姿と食す前の姿の違いを感じているようでした。

活動後は、歯や骨まで描かれたマグロの絵を描いたり、お寿司屋さんごっこをしたりする姿がありました。様々な魚の姿を知り、興味の幅が広がった印象を受けました。

これからも子どもたちが自分で考え、行動する思考を育むためにホンモノの体験を用意していきます。

マグロを捌くようす
捌かれているマグロを見る子どもたち

文:発達支援つむぎ 桶川ルームスタッフ

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