発達支援つむぎ 桶川「余白から生まれる子どもの育ち」
2026.02.09
#発達支援
ある日の散歩の帰り道、子どもたちは遊び疲れ重たい足取りでした。子どもたち同士の間隔が広がってきている時「そろそろ言葉をかけようかどうしようか」とスタッフが子どもたちの姿を見守っていたところ、「新幹線になって超特急で急ごう!」「いいよ!」と、子ども同士で笑い合いながら先を急ぐ姿が見られました。
もし、スタッフが言葉をかけるタイミングがほんの少しだけ早かったら、子どもたちのこのやり取りは見られなかったかもしれません。

子どもたちは日々自ら考え行動しています。一人で頑張ろうとする姿もあれば、困っている子を見つけたら、自然と助け合おうとする姿も見られます。

スタッフ研修では、「待つことで見られた子どもの姿」を集めました。
「散歩に出かける際、子どもにいつも靴下をはかせていたけれど、様子を見て待っていたら自分ではくことができるようになっていて驚きました」
「散歩途中、道で立ち止まってしまっても、その時、気になることが確認できれば、自分たちでまた歩きはじめることができることに気付きました」
「横断歩道を渡る時、『信号渡るよ』『手をあげるよ』と言葉をかけないで様子を見たらどうなるか試してみました。子どもが思ったよりも多く信号を意識していないことに気がつきました。様々な機会で丁寧に伝えていくことが必要だと感じました」
「他の子が使っているおもちゃを欲しがる場面で、『貸して、って言ってみたらどうかな』とだけ伝えてそのやりとりを見守りました。子どもたちは少し考えて自分の言葉で伝え合う姿が見られました。間に入ってやりとりしていたらそのやりとりはなかったと思うと、見守るって大切だと思いました」
「空間を広く使える、スタッフが余裕をもって見られる配置等の余白も子どもたちを見守る上で大切だと思いました」

「待つことで見られる子どもの姿」を意識して見守ることで、子どもの育ちについて多くの情報を知ることができ、子どもたちの自律した活動につながります。大人が余白をもって見守るためには、子どもも大人も安心安全に過ごせる環境、リラックスできるゆとり、介入のタイミングを見極める目が必要だと実感した研修となりました。
ご家庭でも「今なら少し『待つ』ことができるかも」と思えた時、お子さんの様子をそっと見守ってみませんか。新しい一面に気付くことがあるかもしれません。
文:発達支援つむぎ 桶川ルームスタッフ
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