子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園「友だちっていいな~友だちと遊ぶ楽しさに気づき始めた子どもたち~」
2025.10.21
#発達支援
小学生と未就学児が一緒に過ごす夏休みが終わり、マンスリーの通常の日々が戻ってきました。
子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園の2歳児グループの子どもたちは、2時間の利用時間の中で、異年齢と一緒に過ごす夏休みを経て、このところ著しい成長を感じられる場面が多く見られます。

園庭で子どもたちが水遊びをしている最中に、4歳児が育苗箱の穴をうまく利用して、ペットボトルの水を上から流し、下には絵の具をつけた容器を置き、「洗車場あそび」を始めました。シャワーのように水が落ちていく様子から思いついた遊びでした。
その様子に気づいた2歳児も一緒にペットボトルに水を入れて運び、上から流す遊びに発展しました。これまで自分のペースで自分の世界観で遊ぶことが多かったのですが、他児の遊びに気づき、真似をして同じ遊びを共有できた場面でした。

電車ごっこが大好きな子どもたちが、台車遊びを発端に、踏切や信号など街をイメージして遊び始めました。台車に友だちと一緒に乗ると、「踏切で止まりますー」「つかまってください」とアナウンスが入ります。声に気づき、ぎゅっと友だちの背中から腕を回して掴まる姿は、これまで友だちと一緒に共有することが不安で距離をとっていた2歳児の新たな姿に感動した瞬間でした。

心地良い季節になり、畑や公園へ活動も拡がってきています。
友だちがシャボン玉をしているのを見つけて近寄ったり、たんぽぽの綿毛が飛んでいく様子を一緒に眺めたりと、何をするのも友だちの存在が大きく興味が拡がっています。
季節の移り変わりとともに、自然の中で遊ぶ楽しさを知り、友だち同士の遊びが一段と深まっていく中で、心も身体も育まれ、「いいな」「やってみたいな」「好きだな」の気持ちが溢れる子ども同士の心地良い関係を築かれていくことを願っています。
文:子ども発達支援センターつむぎ 浦和美園スタッフ
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