発達支援つむぎ 八山田「運動会~自信がついたことで~」

2025.11.07

#発達支援

残暑の暑さが残りつつ涼しい風が吹き始め、少しずつ秋の色が濃くなってきています。子どもたちはどんぐりや松ぼっくり、枯れ葉などを拾い集めて季節の変化を楽しんでいます。毎日散歩に出かけている八山田こども広場では、金木犀の甘い香りを間近で嗅ぎ、五感を使って秋を感じる子どもたちの姿が見られました。保育園では運動会が行われる季節です。

金木犀の香りを楽しむ子どもたち

運動会の項目が決まり、3歳児のクラスではダンスを踊ることになりました。手首に飾りをつけてみんなで練習をします。中には集団行動があまり得意ではない子どもたちもいます。ある3歳の子どもがダンスの練習に混ざりたくないと言います。理由を尋ねると、みんなと一緒だと恥ずかしいし、見られることも応援されることも嫌だと話します。それでも、みんなから離れた場所なら恥ずかしくない、と友達と距離を置いてスタッフと二人で踊り始めるようになりました。

運動会のダンスを行う子どもたち

初めはなかなかダンスを踊ろうとしないことや、手首の飾りをつけようとしないこともありました。しかし、練習を積み重ねる中でスタッフにも認められる経験をたくさんし、次第に自信を持ってダンスに参加する姿が見られるようになりました。ある時は自分から手首に飾りをつけて、スタッフに「こうやるんだよ」と踊りながら振り付けを教える様子も見られていき、友達との距離も日に日に縮まり今では楽しく踊れるようになりました。

公園で遊ぶ子どもたち

大勢で行動をすることやみんなで力を合わせることが好きな子や得意な子もいれば、苦手に思う子もいます。子どもたちの思いを大切に、一人ひとりに合ったペースや方法で支援し子どもたちが心から楽しい日々を過ごせるよう見守っていきます。

文:発達支援つむぎ 八山田ルームスタッフ

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