保育者として社会人としての第一歩を踏み出す2022年度新卒内定者研修開催

2022.03.22

#イベント

研修(制度)

どろんこ会グループでは毎年、新年度より新卒職員を迎えるにあたり、基礎知識の習得や入社前の不安解消を目的とした内定者研修を実施しています。2022年度も昨年同様オンラインで研修を開催しました。全国各地から約165人が参加した研修の様子をレポートします。

全国各地から165名の内定者が参加
全国各地から165人の内定者が参加

保育現場に向かう前の不安を取り除くオリエンテーション

内定者研修は「オリエンテーション」「理念・方針」「ビジネスマナー」の三部構成で行われました。

まずは全員がオンライン上で一堂に会し、オリエンテーションからスタートしました。オンラインとはいえ、初めて就職する会社での手続きの場です。大勢の同期や初対面の先輩職員を前に、参加者の皆さんの緊張している様子が見て取れました。

オリエンテーションで講師を務めた人事総務部の幸坂さん(写真左)
オリエンテーションは人事総務部が担当

社会人となるにあたっては雇用契約の締結、社会保険や住宅に関することなど、さまざまな手続きが必要になります。内定者の不安を取り除くためにもいかにスムーズに入社準備を進められるかが重要ですが、165人が一斉に説明を受けるため聞き逃しや理解が追いつかないこともあるかもしれません。そこで事前に視聴できる動画を送るなど、入念な準備をしてきました。そのうえで入社書類の書き方や人事制度、社内システムの使い方などについても一通り説明を受け、オリエンテーションは終了です。

同期、先輩との交流を楽しみつつどろんこ会の保育理念を学ぶ

「理念・方針」では、全国で活躍する先輩職員たちがファシリテーターとなって交流しました。理念・方針の理解はもちろん大切ですが、この研修の翌日から現場研修が始まることも踏まえ、「早く現場に行ってみたい。子どもたちと会うのが楽しみ」と、ワクワクして終えられることを目標に内容を考えました。

本社にも先輩職員が集まり各グループのファシリテーターを務めた
本社で先輩職員が各グループのファシリテーターを務める様子

内定式以降久しぶりの顔合わせということもあり、まずは緊張をほぐすためのアイスブレイクでスタートです。

学生時代に取り組んだ活動のワンシーンを画面に向かってポージング
アイスブレイクでは学生時代に取り組んだ活動のワンシーンを画面に向かってポージング

内定者たちに笑顔が見られたところで本題へ。どろんこ会グループが大事にしている子育て内容について、講師の一人である馬場どろんこ保育園(神奈川県横浜市)の主任を務める結城さんが話しました。

その講義の後に先輩職員が自身の体験談を披露しながらディスカッションを行ったところ、いろいろな意見が出され、内定者からは「自分にはなかった新たな視点や考え方に気づくことができてよかった」という言葉が多く聞かれました。

講義を行う馬場どろんこ保育園の結城さん
理念・方針の講義を行った馬場どろんこ保育園主任の結城さん

理念・方針の研修にあたっては、監修を務めた読売ランド前どろんこ保育園(神奈川県川崎市)の施設長でありスーパーバイザーでもある松久保さんが、ファシリテーターとなった先輩職員たちに事前にこう伝えていました。

「『にんげん力』といっても答えは一つではありません。時代に合わせて保育も変わっていくのだから、先輩たちも毎日模索しながら深めていること、そして内定者の皆さんも一緒に深めていく仲間になったということを伝えてもらいたいと思います。そのためにもディスカッションでは決めつけたり否定したりせず、お互いの考えを認めて広げていくような形になるよう心掛けてほしいと思います。そうすることで、新入職員が自分の考えを閉じ込めずに意見を出しやすくなったり、ほかの人の考えとつなげて新たな世界が広がる可能性にも気づくこともできます。同じ目標に向かって協力し合いながら化学変化を起こすことが大事なのです」と、皆で認識を合わせてこの研修に臨みました。

先輩職員が自身のエピソードを披露しながら内定者と交流
内定者の意見を引き出すよう工夫したメリー★ポピンズ kids朝霞ルーム(埼玉県朝霞市)主任の黒沢さん

どろんこ会グループでは立場や年齢に関係なく、子どものためになることは積極的に発言できる環境があります。この研修においては、そういったグループ独自の風土を知ってもらうきっかけになりました。

保育者として、社会人としてよいスタートを切るためのビジネスマナー

「ビジネスマナー」では、学生と社会人の違いや、視点を変えることの重要性についての話がありました。また、社会人として大切な身だしなみやSNS利用に関する注意事項、職場での良好な人間関係を築くために留意すべきこと、困ったことが発生した際の社内相談先についてレクチャーを受ける時間も。これから社会人になる参加者の気持ちが引き締まったような表情が印象的でした。

真剣に聞く内定者
ビジネスマナーの講義に表情を引き締める参加者

「本来であれば学生の時期に部活、ボランティア活動、アルバイトなどを通じて蓄積できる幅広い世代との関わりをコロナ禍でもつことができず、学校以外の新しい世界に踏み出すことがないまま社会人になることに不安でいっぱいだろうと想像しました。そこでビジネスマナーは決して堅苦しいものではなく、人間関係を築くうえでの基礎であり、当たり前のことをしっかり押さえることでよいスタートを切れるということを伝えることに重点を置きました」と、ビジネスマナーの研修を担当した人事採用部の川村さんは話します。

コロナ禍でオンライン開催となった内定者研修でしたが、先輩職員や同期職員とコミュニケーションを図ることができて安心したという内定者も多かったようです。終了後のアンケートでは多くの内定者からこのような前向きな言葉を聞くことができました。

  • 笑顔や挨拶の大切さ、そこを積み重ねて信頼を築いていくことを学びました。
  • マナーがあることで、人間関係の基礎である周囲からの信用、親しみを得ることができ、保育者として、社会人として必要なものであることが理解できました。
  • 社会人としての自覚をあらためてもつことができました。
  • 子どもたちに早く会いたいと期待や楽しみが膨らみました。
  • 子どもたちにとってベストな保育をすることができるよう頑張りたいと強く感じました。
  • 失敗を恐れずに周りの人たちとコミュニケーションをとり、支え合いながら、成長していきたいと思いました。

どろんこ会グループでは全職員が一丸となり、この新しい仲間を大切に育てていきたいと強く願っています。そして2022年度もより良い保育を実現すべく、取り組んでまいります。

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