朝霞どろんこ保育園「ぼたもちづくり」

2025.04.24

#保育園

出会いと別れの多い3月ですが、子どもたちは鬼ごっこや大繩とび、泥団子づくりなど好きな遊びで思う存分楽しんでいる姿が多く見られています。

そんな子どもたちと過ごす日々も残すところわずかとなり、大きく旅立つ子ども達を見送る寂しい気持ちと嬉しい気持ちがあります。

3月は17日から23日までは春のお彼岸でした。

子どもたちへ「お彼岸とは?」について話をしました。お彼岸とは、ご先祖様へ感謝の気持ちを込めてお墓へお参りをし、「いつも見守ってくれてありがとう」と伝え、その感謝の気持ちとしてお供えするものが「ぼたもち」であるということを話しました。子どもたちは「ぼたもち?」「神様がたべるの?」など疑問に思ったことを話し合う姿がありました。

実際に子どもたちとぼたもちを作ってみる事となりました。

朝の会でぼたもち作りに使う煮る前の小豆を皆で触ってみました。「小さいね」「固いよ」「これがあんこになるの?」など、どのようにしてぼたもちになっていくのか不思議がっている子どもたちの姿がありました。

次に子どもたちの近くで実際に鍋に入れて煮る工程を行いました。子どもたちは甘くていい匂いに誘われて興味津々な様子で見ていました。

鍋で小豆を煮詰める様子

砂糖を入れて煮つめ、甘くなった小豆を少しずつ試食しました。

「あまい!」「やわらかい」「おいしい~!」と子どもたちからたくさんの声が飛び交っていました。

煮詰めた小豆を試食する子どもたち

煮た小豆を使いおやつの時間で実際に子どもたちにぼたもち作りを体験してもらいました。年長児の子どもたちは「こうやって丸めるんだよ」と優しく年下の友だちに作り方を教えてあげる姿が見られ、3歳児、4歳児の子どもたちは教えてくれている年長児の話に静かに耳を傾けていました。

ぼたもちを作る子どもたち

自分たちで作ったぼたもちは格別に美味しかったようで口を大きく開けて頬張る子、少しずつ味わって食べる子など様々な姿が見られていました。「おいしかった!」「おかわりしたかった~」と子ども達からもたくさんの反応がありました。

今後も食育体験を通して季節ごとの伝統食の由来、作り方などを知るきっかけとなり、日本の伝統文化を知る機会をつくっていきたいと考えています。

ぼたもちを食べる子どもたち

文:朝霞どろんこ保育園スタッフ

朝霞どろんこ保育園施設情報を見る

関連する記事

最新のどろんこアクション記事

どろんこ会からのお知らせを見る

お知らせ一覧へ
PAGE TOPtop