発達支援つむぎ池尻「オーブン粘土」

2025.06.26

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ池尻ルームです。今回は体験学習の「オーブン粘土」についてご紹介します。

オーブン粘土は、家庭用オーブンで焼き上げるクラフト粘土です。一般的な粘土とは異なる素材を使って、触覚の感性を育むことや、作品として作り上げる中で達成感を得ることを目的に体験学習を行いました。

オーブン粘土を濡らす前は子どもが体重をかけないと押しつぶせない固さです。その分濡らしても型崩れしにくく、作品作りがしやすいため、普段工作活動に触れる機会が少なくて慣れていない子どもも物作りにチャレンジができます。作品が一つできるごとに大事そうに慎重に棚まで運んでいました。

オーブン粘土は油粘土にも近い固さではありますが、濡らすと少しべたつき、すぐに乾いて砂のようになります。その不思議な素材に驚き、手のひらについたサラサラの粘土の塊を不思議そうに何度も指でさすり確認している子もいました。作品作りを終えると、皿に水をたくさん入れて、そこに余った粘土を入れて溶かし、泥状態の感触に変化することを楽しんでいる様子もありました。作品を作らずとも、素材物に触れて楽しむことも触覚の発達には大切な時間であり、混ぜたり揉みこんだりして楽しみました。