三筑どろんこ保育園「命をいただく~マグロの解体~」

2025.08.11

#保育園

7月のはじめに三筑どろんこ保育園に大きなマグロが届きました。「命があるものを食している」ということを子どもたちが体験できるように「命をいただく経験(マグロの解体)」を行いました。

まず、マグロの動画を見ました。広い海で泳いでいたマグロが実際に吊り上げられる様子や船上で処理される様子などを見て、マグロについての関心を高めました。子どもたちは動画を見ながら「マグロって大きいね!」「心臓が動いてる!すごい!」とマグロの一本釣りの迫力に釘付けになっていました。

マグロ釣りの映像を見る子どもたち

いよいよマグロの登場です。マグロの重さはなんと23キロ。施設長が大きなマグロを持ち上げて子どもたちに見せると「うわー!」「すごーい!」と歓声をあげていました。

子どもたちの前でマグロを持ち上げる施設長

「触ってみたい」と言う声が沢山聞こえたので、順番に触ってみることにしました。「怖い」と遠くから様子を見ている子、恐る恐る手を伸ばして触り、感触を確かめる子と様々な反応を見せていました。

マグロを間近で見たり触れたりする子どもたち

感触を確かめた後は、マグロの解体スタートです。施設長がマグロの頭を切り始めると、目をまん丸にして解体の様子を夢中になって見ていました。

マグロの解体の様子

マグロが解体されていくと、初めは「かわいそう」と言う子もいましたが、切り身になってくると「マグロ食べてみたい」「おいしそう」と子どもたちの言葉や表情にも変化が見られました。

解体の翌日、給食の時間に「園長先生のマグロ屋さん」がオープンし、子どもたちは捌いた部位を塩焼きにして食べました。「園長先生マグロおいしいね。」「おかわりくださーい」と美味しそうに食べていました。また、お迎えに来られた保護者にも刺身を味わっていただきながら、解体の時の様子などをお話することができました。

マグロの解体を通して子どもたちもスタッフも命をいただくことを身近に感じることができた貴重な2日間になりました。子どもたちが食の循環や命をいただいていることを感じられる機会を、これからも作っていきたいと思います。

文:三筑どろんこ保育園スタッフ

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