発達支援つむぎ 北千住「命を頂く活動~まぐろの解体~」

2025.08.13

#発達支援

発達支援つむぎ 北千住ルームは、併設する北千住どろんこ保育園の子どもたちと共に過ごす、マンスリー支援を行っています。

どろんこ会グループでは食育に力を入れており、園内で野菜を育て、収穫して加工品にすることや、飼育している鶏を捌いて食す活動等を行っています。

7月上旬、どろんこ会グループの理事長自らが釣った大きな21キロのまぐろが当施設に届きました。調理スタッフと協力してまぐろの解体を行いました。

大きなまぐろが運ばれてくると子どもたちは興味津々。近くで覗きに来る子や、あまりの大きさにびっくりして遠くから眺める子など、様々な反応が見られました。

まぐろを近くで見る子ども

いよいよ施設長がまぐろの頭を切り落とし、解体が始まります。5枚おろしにしていく工程をみんなじっと観察しています。

大きな中骨が出てきて、順番に子どもたちに見せて回ります。触ってみる子や匂いを嗅いでみる子等、それぞれが興味を持って、関わる姿が見られ、五感を使って感じていました。

まぐろの中骨を嗅ぐ子ども

頭や尾鰭などもじっくり観察している間にも、解体はどんどん進みます。大きかったまぐろもあっという間に店で売られている柵の形になっていきます。「スーパーで見たことある」「売ってるやつだ。」など、子どもたちからの感想も飛び交います。

まぐろが裁かれる様子

フライパンを使い、捌いたマグロをその場で焼いて食べていきます。匂いを嗅ぎ、素材の味を堪能しました。友達が食べている姿を覗き込んだり、「おいしいね!」と気持ちを伝え合ったりする姿も見られました。

まぐろを味わう子どもたち

解体後、園内に掲示してある魚の写真や、図鑑を見る子どもも増え、目の前にしたホンモノのまぐろを思い出して話をする姿も見られています。

普段の生活で食する機会が多いまぐろですが、目の前にして食材になる過程や、匂い、味、手触り等、全身で体感できるとても貴重な経験になりました。

文:発達支援つむぎ 北千住ルームスタッフ

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