発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷「秋の自然を感じる~里山遊び~」

こんにちは、発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームです。

長かった暑い日も少し和らいだ9月の下旬、稲城市にある里山に遊びに行きました。

今回はスペシャルゲストとして自然の中で定期的にイベントを開催されている、きのこのこのこキャンプのゆっこさんをお迎えし、里山を楽しむヒントや焚き火の育て方など教えていただきました。「大人も子どもも、思いっきり遊ぶ」をテーマに、「面白がる」「まじりあう」「余白を持つ」ことを大切にされているゆっこさん。大人も子どもも正面から自然と向き合う時間となりました。

里山は秋の自然に満ちており、様々な色や大きさのきのこ、見る角度によって緑や赤に輝くタマムシ、木の実や幼虫を探す子もいました。公園に行っても体を動かさないという子が何度も山道を駆け上がり、草をかき分け、真剣な表情で探索をしていました。木にはロープが吊り下げられ、山の斜面には竹の滑り台があり、楽しむための趣向が凝らされた場所でした。

里山で駆け回る子どもたち

 探索の後は、焚き木を集め、火起こしの時間をしました。里山の上から焚き木を集め、薪を割り、マッチやファイヤースターターを使用して火を起こしました。初めて火を起こす子がほとんどでしたが、徐々に火との距離感をつかみ、なかなか火種が付かなかった子も何度もチャレンジすることでマッチの達人になりました。はじめは火を怖がっていた子もお父さんが勇敢に火に向き合う姿を見て、自分でやりたいという気持ちが芽生えたのか、焚き火に木をくべる姿が見られました。その子のお父さんに向けられた尊敬の眼差しを見て、スタッフもこんな活動を続けたいと思った瞬間でした。普段の生活で親の得意なことを子どもに見せる機会はあまりないと思います。こうした経験を通して大人が生き生きとした姿を子どもに見せることができて、親子関係にも良い影響があればと考えます。

薪割りをする子ども

起こした火で食事の時間、ソーセージやとうもろこし、パンやマシュマロなど、それぞれ持ってきたものを思い思いに焼きました。一緒に遊んだ友だちの隣に行ったり、お母さんが作ってくれた弁当を嬉しそうにみんなに見せたり、焦げたマシュマロを「それでも中は美味しいよ」と言いながら笑顔で食べたり、普段失敗を恐れる子も自然の中だと不思議と大したことないと感じるようでした。

マシュマロを焼く子どもたち

お腹もいっぱいになり、ゆっこさんに提案していただいた、「今日楽しかったことを絵で描く」活動をしました。任意の参加ではありましたが多くの親子が参加し、自分の気持ちを表現する時間と向き合っていました。こちらは、「焚き火をしたことが楽しかったから」と描いてくれた絵です。

子どもが描いた焚き火の絵

どろんこが大切にしている「10より100のホンモノの経験の機会を創り、子どもがしたいと思う活動」をしていると感じる一日でした。これからも様々な自然体験を通して、子どもたちのたくましさを育んでいきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームスタッフ

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