発達支援つむぎ 田無「ドジョウすくい体験に行ってきました」

2025.11.07

#発達支援

先日、近隣の保育園からのご厚意で、園行事として開催されたドジョウすくいに参加させていただきました。当日の天気は、雨の降りだしそうなくもり空。子どもたちと歩いて保育園まで向かいました。

目的地へ到着し、初めての場所に足を踏み入れることに不安で泣き出す子もいましたが、スタッフの言葉かけで園内に入ることができました。手を洗い、ドジョウの待つバルコニーへ案内されると、一人に一つドジョウの入ったタライが用意されていました。

たらいに手を入れる子ども
たらいのドジョウを捕まえようとする子ども

生きたドジョウを初めて目にする子もおり、無心にすくい始める子もいれば、警戒して触ろうとしない子もいて、それぞれの反応がありました。すぐには触れなかった子も、タライの水に触れているうちに、ドジョウをすくうことへの興味につながりました。

ドジョウを見る子ども

ドジョウのぬるぬるとした感触や掴めそうで掴めない悔しさは、日常生活の中ではあまり得られない体験です。いつの間にか夢中になり、追いかける姿に、意欲や主体性の芽吹きが感じられました。どの子も持っている、自らを成長させる力を目の当たりにすると、支援者として喜びや感動を実感させられました。 さて、十分に満喫させていただい後、お土産として5匹ものドジョウをいただき、雨の中、合羽を着て帰園しました。

発達支援つむぎ 田無ルームでも改めてルーム内でドジョウすくいを再現して体験したり、つむぎの水槽で飼育し、子どもたちが観察や水換えを行っています。

持ち帰ったドジョウを観察する子ども

現在は1匹となってしまいましたが、関心がある子からは「ドジョウはどうなった?」との声も聞かれます。生き物の扱い方や観察、継続して世話することを通して、生命尊重の大切さを学ぶ機会となっています。

「一つでも多くの直接体験」は生涯にわたる意欲と生きる力を育む土台となるものです。今回は、タライに用意されたドジョウという「ホンモノを触る」ことが目的でしたが、ホンモノとの関りを通して、様々なことを経験できた活動でした。

今後もつむぎ 田無ルームでは、子どもたちの「ホンモノの経験」という、どろんこ会の理念に基づき、多様な経験の機会を用意していきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 田無ルームスタッフ

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