発達支援つむぎ 駒沢「書道遊び」

2023.04.05

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 駒沢ルームです。

子どもたちと日本の伝統行事を遊びながら楽しもうと、「書道遊び」をしました。墨汁、半紙、文鎮や書道用の下敷きなど、初めて見る道具がたくさんあり、普段はなかなか使うことのない物を使える子どものドキドキする気持ちが、こちらにも伝わってきました。大人も、筆を持つのは学生時代の書初め以来だという人が多く、少し緊張の面持ちでした。

書道遊びの前に、まずは座禅から始めます。これはどろんこ会の日課の一つです。早く遊びたい気持ちを抑え、ゆっくりと心を整えます。座禅は、一見すると簡単なものに思えるかもしれませんが、あぐらをかく、目をつぶる、じっと動かずにいるなど、自分の身体と心をコントロールする必要があります。子どもたちは、できるところから徐々に始めていきます。あぐらをかくことが難しければ、話をせずにじっと座っているところから始め、じっとしていることが難しい時には、声を出さないように頑張るところから始めるなど、それぞれのペースで取り組めるようにしています。

座禅をする子どもとスタッフ

いよいよ書道遊び開始です。特にテーマは決めず、自分が書きたいものを書くという形で実施しました。保護者様にも一緒に参加していただいたところ、お子さまの名前を書いてくれた方がいらっしゃいました。とても達筆なだけではなく、丁寧に心を込めて書かれた文字から愛情の深さを感じました。子どもたちも負けずにいろいろな物を書いていきます。書く作業はもちろん、墨の匂い、筆の感触、半紙の上を筆が滑っていく音など、五感をフル回転させて様々な要素を楽しみながら取り組みました。まだ筆を安定して持つことが難しい子もいましたが、自分なりに持ちやすい持ち方を見つけたようでした。正しい持ち方を伝えることよりも、楽しんで書く時間を大事にしたからこそ、自分で考える瞬間が生まれたのだと思います。

筆を使って書く子どもたち
楽しみながら書く子ども

今後も日本の伝統文化に親しめる機会を積極的に取り入れながら、様々な経験を子どもが積み重ねていけるような支援を行っていけたらと思っています。

文:発達支援つむぎ 駒沢ルーム職員

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