馬場どろんこ「どろんこ動物園がやってきた!」

2021.12.20

#保育園

11月の天気の良いある日、馬場どろんこ保育園にかわいいお友だちが遊びに来ました。

来てくれたのは、系列園の鶴見どろんこ保育園のヤギと鶏です。1時間近い道のりを、はるばる歩いて来てくれました。

「どろんこ動物園」と題して、馬場どろんこ保育園に動物たちがやってくるのは今回で3回目です。ご家庭から野菜の切れ端等をお持ちいただき、餌やりを行うのも楽しみの一つです。前にも経験しているので、子どもたちは数日前からとても楽しみに待っていました。

まず動物たちに会ったのは、0,1,2歳児です。散歩から帰ってきて園庭にいる動物に気付くと、すぐに近寄る子、怖くて泣きながら保育者にしがみつく子、興味はあるけれどちょっと離れた所からのぞいている子等、反応は様々です。

ヤギが怖くて泣いてしまった子ども

それでも、前回は泣いてほとんど近づけなかったのに、今回は保育者と一緒に家から持ってきた野菜をあげようとする子もいて、回を重ねるごとに少しずつ少しずつ動物たちに愛着を感じているようです。

2歳児は、鶏の抱っこに挑戦した子もいました。はじめは緊張した様子の子も、抱っこをしてみると、「ふわふわしてる!」ととても嬉しそうな表情になっていました。

鶏を抱っこする子どもたち

散歩から3,4,5歳児も帰ってくると園庭はさらに賑やかになりました。

ヤギは「プリンちゃん」という名前が付いていたのですが、鶏には名前が無かったので、子どもたちが「チキンちゃん」と名前を付け、どちらも大人気。みんなに餌を差し出され、モテモテのプリンちゃんとチキンちゃんは、おいしそうにたくさん野菜を食べていました。

ヤギに餌を食べさせる子どもたち

そして、たっぷりご飯を食べたからか、嬉しいハプニングもありました。

なんと、鶏のチキンちゃんが、園庭の隅で卵を産んだのです。「卵だ!」と驚きの声を上げる子どもたち。なかなか出会うことのできない瞬間に、目を真ん丸にして観察していました。生みたての卵はまだ温かく、家庭の冷蔵庫に入っている卵との違いを感じたことと思います。

卵を見て、「育てたいなあ」と言っていた子もいたのですが、母親のチキンちゃんは鶴見どろんこに帰っていったので、後日卵を割ってみんなで中身を見てみました。殻の色も普段見慣れた白色とは違う茶色、黄身もきれいなオレンジ色のとても立派な卵でした。

みんなで「卵は何から生まれるの?」「卵料理って何がある?」など色々な話で盛り上がりました。

生まれた卵を割ってみる子どもたち

動物を飼育していない馬場どろんこ保育園の子どもたちにとって、どろんこ動物園はとても貴重な機会です。動物たちとたくさん遊んだこの日、子どもたちと大切な命についての話をしました。

以前まで、鶴見どろんこ保育園には2匹のヤギがいたのですが、今年の9月、そのうちの1匹のメイちゃんが天国に行きました。動かなくなったメイちゃんに、鶴見どろんこの子どもたちが手を合わせてお見送りしている写真をみんなで見ながら、メイちゃんは死んでしまって、もう会えなくなってしまったという話をしました。小さな虫にも命があること、いつもみんなが食べているお肉やお魚も、命をいただいているのだということも伝えました。

難しい話ですが、子どもたちにとっても印象が深かったようで、数日経ってからも、「ヤギさん死んじゃったんだよね」と話している子が何人もいました。

命の重さ、大切さはとても奥深いテーマなので、簡単に理解できるものではありません。日々の散歩で出会ったり、園でお世話したりしている虫等の生き物との関わり、食育活動、性教育、どろんこ動物園、そしてもちろん、周りの多くの人との関わり等、子どもたちが経験する様々な活動を通して子どもたち自身が感じた命の温かさを、心の中にたくさん蓄積していくことで、社会に出たときに自分の命も、周りの命も大事にできる人に育っていくのではないかと考えています。

文:馬場どろんこ保育園職員

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